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天使のココロと悪魔の渚  作者: 小石川弥生
23/47

後4日(一人)

昨日、ココロちゃんと 皆の中で 今までにない

言葉では 言い表せない 気持ちが芽生え お互いを思いやるとは......こんな感じなのか 初めての気持ちでした。

ただ......一人を除いて......


ココロちゃんは このまま 何もしないで 残り僅かな日を 過ごすのは とても悲しい...こんな思いでいいのか 葛藤しました。

せめて 分かり合えなくても 伝えたい思いは 伝えないと きっと後悔してしまう......

そんな思いを胸に 学校へと 向かいました。


教室へ 入ると ココロちゃんを 先頭になって

イジメてた 女子生徒と 他の生徒たちが 揉めている様子で ココロちゃんは 慌てて皆の所に 駆け寄り

「どっどうしたの?」

問いかけると

男子生徒の一人が

「昨日、沢井が こなかったことを アイツらがせめて 沢井が 暴れて......」

ココロちゃんが 沢井さんに 近寄ると

バチーん

沢井さんが ココロちゃんの ほっぺたを 思いっきり 平手打ち

皆が 急かさず 止めに入るが 沢井さんは

「皆 いい子ぶらないでよ!散々コイツの事 イジメて 面白がってたくせに......今になって

何?死ぬから?あたしは、コイツが 嫌い!」

ココロちゃんは 息を吸い込んで

バチーん

平井さんの ほっぺたを 平手打ち そして、

「ふざけるな!嫌いだから何?嫌いだから イジメるヤツは 私は もっと嫌いだよ!嫌いな理由も分からず されるがままも もっと嫌だよ!」

皆は 慌てて ココロちゃんも 止める

「あんたなんか いつも一人で 平気みたいな態度で あたしは......皆も 必死で 一人にならないように がんばってるのに......なんなのよ!

そんなに 一人が良ければ 徹底的に 一人にして何が悪い!?」

「......」

ココロちゃんは 黙り混んでしまいました。

沢井さんは それを見て

「ほら!何も言えない!コイツは......」

と、言いかけて 言葉が出なくなって しまった沢井さんに ココロちゃんは 悲しい程 辛い顔で

「一人ぼっちが いい分けないよ......寂しい気持ちも 全部 考えるの止めただけだよ......

頑張って 友達作れる人が 羨ましいって思ってた

ずっとずっと 友達がほしいって思ってたけど 自分が一人なんだって......思い知らせるのが...怖くて 何も考えないようにしてた......自分が誰にも 必要とされてない人間......って思うと辛いよ...一人は寂しいよ......」

教室の中 静まり返り しばし沈黙が続き

平井さんが

「バッカじゃない!あたしは 一人でもいられる

あんたが 羨ましかった......でも 自分がそうできない事が嫌で 弱くて......

あんたみたいに 一人で人の顔色伺わず 生きてる強さが 自分にも ずっとほしかった...でも できなくて 見るたびに 腹が立って 分からないけど

あんたに あたってた......止められなくて...だから あんたが一人は 辛くて 寂しいなんて

思ってるなんて 気づかなかった......」

また、沈黙が続く......ある女子生徒が

「あたしは......皆に弱い心があるんだって

知って 少し......嬉しい......自分はどっちにもつけず 誰にも 嫌われないようにって こんな弱い自分が嫌で でも......周りの皆は とっても強いんだって 勝手に思ってた...勝手に そう見てた......でも...違った だから 少しホッとしてる自分がいる......ごめんなさい...」

渚くんが ポツリ

「なーんだ 皆 一緒じゃん!」

その言葉で なんだか お互いが 恥ずかしさと照れと......安心を感じ...笑いがもれました。

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