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天使のココロと悪魔の渚  作者: 小石川弥生
20/47

後6日(それぞれ)

金城先生の 話を聞いた 生徒たちは それぞれの思いに 更けていました。

「俺には 関係ない」

と 言っていた男子生徒は 母一人 子一人の 母子家庭で 家に帰っても 母親は 仕事でいません。

ほとんど毎日 一人で ごはんを食べる そんな感じでした......そして、今日も 一人......


「お帰り」なんて 言葉を 何年も聞いていませんでした......が


「おかえり」

母親の声が......

男子生徒は 慌てて靴を 脱ぎ捨て 途中 つまずきながらも キッチンへ 駆け寄ると

そこには 母親の姿が 目に映りました。

なんだか 分からない気持ちが 溢れ 言葉にできない様子の 息子に 母は


「どうしたの そんなに 慌てて」

ニッコリと微笑み 冷蔵庫から お茶をコップに注いで 渡しました。

コップに 注がれた お茶を一気に 飲み干すと

喉につまり 噎せかえってしまい

「ゲホ ゲホっ」

すると、

ポンポン ポンポン

息子の背中を 優しく叩き

「何やってんの...もう ゆっくり飲みなさい」

優しく笑う 母親を見て 男子生徒は

ジワジワと 目を潤ませる......そして、

「うっ うるせぇ!飯が できたら呼べ!」

照れながらも 階段を駆け上がり 自分の部屋へ......入ると

おもいっきり ドアを閉め

溢れでる涙を 止めることが できませんでした。



ココロちゃんを 嫌っていた 女子生徒は

部屋にこもり 子供の頃の 写真を見ながら

(あたしは......何やってんだろう......この頃は 自分が いじめをするなんて 思ってなかったのに......)

そんな事を 思いながら アルバムをめくり

友達の写真や 家族の写真を アルバムからはずし

(あたし...死ぬのかな......みんな...死ぬのかな......)

「死にたく......ないな......」

心の声がもれ 泣き崩れていました。


友達といつも通り 笑って楽しんで 遊んで

別れて 帰る時......ふと

死ぬのかなって 考える子....


彼氏に ふと......

「もし......死ぬ時が 分かったら どうする?」

と、聞く子......


それぞれの 思いの中 生徒たちは 眠れない夜を過ごしていました。

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