正体
金城先生の 話が終わり 個々に思うところは
あったかもしれません......
しかし 生徒たちの感情は とても複雑なもので 金城先生の 言葉の本質を 理解する事は できませんでした。
半分の生徒は 暴言をはき 残りの生徒は 泣くか
自分には関係ないと 思っている......そんな感じが伝わってきました。
そんな生徒たちの態度に 怒る事もなく 金城先生は とても信じられない事を 生徒たちに告げました。
「先程 お話した事は 金城と言う 人としての言葉です。ここから先の お話は 死神タナトスの言葉として 聞いてください。」
一瞬 静まりかえり
一斉に 笑い 一人の男子生徒が
「あんた もしかして 頭おかしんじゃないの?」
と、金城先生の 顔を下から 覗くように見上げ
唾を飲み込む......
とても さっきまで話てた 金城先生とは 思えない程の 冷めた目に 一歩 二歩と後退り
そして、言葉が出ない ちょっとした恐怖に 体を震わす......
それを見た 生徒たちも 少しずつ 連鎖し 笑いが消え 言葉を失い 教室は静止画のように 固まりました。
そして、金城先生は ゆっくりと 言葉に伝えます。
「さて、人は 愚かな生き物 どんなに言葉で 伝えようが 気づこうとしない......私も そんな事は分かってますよ。あなたたちには この言葉の 意図する事が 理解できない事を......
前に話ましたが あなたたちは 人が一人 二人といなくなっても 笑っていられる 異常者だと
最後まで 笑ってくださいねと 言いましたよね。
さて、何故私が 金城という 先生になって現れたのでしょうか?分かりますか?」
生徒たちに とてつもない緊張が走ります。
ざわざわと......そして、恐る恐る
「なっなんでですか?...」
知的な笑みを浮かべ 恐ろしくも 理解できる言葉で
「大勢の人たちが 死ぬからです。」
驚きを隠せない生徒たち
そして、疑う生徒
「なっ何!?ウソ!ウソだろ......先生 冗談だろ?俺らが 響をいじめたから そんな事言って 俺らが びびって 謝るとか そう思って言ってるんだろ?」
金城先生は 大きく笑い
「おかしいですね......私の 本当の姿を 見ますか?フフフ......あなたたちに 与えられた 期限は 後7日間です。 その日が 運命の分かれ道です。好きなように生きて死んでください。
私が あの世に 連れていってあげましょう!」
時が止まるとは こんな感じなのかと 生徒たちは思ったに 違いありません。




