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天使のココロと悪魔の渚  作者: 小石川弥生
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本心

金城先生が 掃除道具が入っている ロッカーに手を伸ばした その時......

教室の扉が開き そこに渚くんが 立っていました。

そして、何も言わず ロッカーに近づき 目の前にいる 先生を押し退け

ロッカーを開ける......と

手と腰を一緒に縛られ 足を縛られ 口をタオルでふさがれ グッタリと項垂れ 意識のない ココロちゃんがいました。

渚くんは、急いで ココロちゃんの 口をふさいだタオルと 縛られた手と腰 そして、足の紐を外し ココロちゃんの 意識を確認しました。

気を失っている だけだと知り

渚くんは 上着を脱いで 床に敷き ココロちゃんをその上に 寝かせて......

怒りで震え 悪魔の力が 暴走しかけ......放出しそうになった

その時......

金城先生が 渚くんの 手に触れ 耳元で囁くと

渚くんは 驚いた顔で 力を失ってしまいました。


金城先生は ゆっくりと 教壇へと歩み 教壇の前に立つと

「さて、悪いのは誰でしょうか?皆さんで 答えを出してください。話し合いは自由です。でも 決して 間違った答えは 出さないでくださいね......

それと 正しい答えが 出るまで 教室からは 出られませんから」

そう言うと 静かに 教員用の椅子に 座り ゆっくりと

目を閉じ 答えを待つ 態勢に入りました。


ざわつく教室 渚くんと ココロちゃん以外 皆が集まり 個々に言い始め

30分 1時間 2時間......時間だけが 過ぎ

次第に 不安と緊張で ストレスが溜まり だんだん 醜い争いが 始まり 一人の男子生徒が


「だいたい お前ら女子が 響に ムカつくとか 生意気だとか 嫌いだとか なんやかんや言って 俺らを 巻き込んだんだろう!いい迷惑なんだよ!お前らでなんとかしろよ!」


「何それ?!あんたたちだって 面白がって ヤレヤレ言ってたじゃん!私たちのせいに しないでよ!」


「私は 本当は やりたくなかった......やらないと 自分が響さんみたいに なるのが嫌だっただけ好きで やったわけじゃない!」


「俺は どうでもいい 関係ないし 響がどうなろうが お前らがどうしようが 興味ねぇーし 勝手にやってくれ!」


そして、一人の 男子生徒が 金城先生の前に 駆け寄り

「先生よー!俺 関係ないしよー 早く帰りたいんだけど」

ゆっくりと 金城先生は 立ちあがり 一人一人に問いかけました。





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