覚悟
ココロちゃんは 自分の心に 問いかけ 覚悟を決めました。
決して 壊れたわけじゃなく
ただ 人を傷つけたいわけじゃなく
この 異常なクラスを ぶっ壊して その結末を
見届けたく 闘うことを......覚悟しただけ
クラスに漂う 異様な空気を 教室の扉が ガラーっと 開いた瞬間 一変しました。
扉の前に 立っていたのは 渚くん
皆が一斉に 渚くんに 目を奪われ この状況の隠ぺいを あたふたとしながら 隠ぺいできず そそくさと 教室を出ていきました。
残された ココロちゃんは 張り詰めた糸が切れ
膝の力が 抜け落ち 床に身を委ね 深く息を吐く
そんなココロちゃんを見て 渚くんは 優しく手を差しのべ
「帰るか」
と、声をかけ ココロちゃんを 起こしてあげます。
ココロちゃんは 頷くと 渚くんに 支えてもらいながら 教室を後にしました。
この日を境に ココロちゃんと クラス34人の生徒との闘いが始まったのです。
それは、今まで以上に......残酷な...◯◯の結末
翌日
am8時45分
キーンコーン カーンコーン キーンコーン
カーンコーン
始業ベルが鳴り クラスに生徒が集まり 個々の席へ座ると
教室の扉が 開き 見知らぬ一人の男性が教壇へとあがり 皆の前に立ちました。
そして、おもむろに チョークを手にとり
スラスラと 黒板に文字を 書き始めます。
書き終わると チョークをおき 教壇の前に立ち クラスの皆に
「初めまして、金城逸と申します。今日から このクラスを 受け持つ事になりました。宜しくお願い致します。」
その言葉に クラスがざわつき始め
それを 立ちきるように ポツリと 新しい先生が 咳払いを しました。
そして、ゆっくりと重みのある言葉を
「私がこのクラスの 担任になった異状は 皆さんは私の指示に 従ってください。そして、自分の責任は自分で果たす事 これは、絶対です。けして破る事は許されません。自分の言葉に 責任を持って発して行動してください。肝に命じてくださいね。以上です。質問はありますか?」
金城先生の言葉に シーンっと静まりかえり 言葉を無くす生徒たち
何秒か過ぎた後 一人の生徒が 手を上げ
「金城先生 質問です。」
「どうぞ」
金城先生が 促し生徒が席を立ち 質問をしました。
「金城先生も 自分の発した 言葉に責任を持って行動するんですか?」
と、質問され 金城先生は 知的な笑みを浮かべ
「そうです。私ができない事を 生徒にさせる事はないです。」
言い切る 金城先生でしたが 生徒は 何故か納得はいかず 不満そうに 席につきました。
この時 ココロちゃんも 渚くんも そして、クラスの皆も この後 起きる恐怖を 知るよしもなく
深く考えはしませんでした。




