繰り返す
ココロちゃんは 勇気を出し クラスの皆と 戦う決心を固めます。
しかし、それはクラスのいじめが 強化される始まりにすぎなかった......。
いつものように ココロちゃんが 教室に入ると
勢いよく 椅子が宙を舞い ココロちゃんの すぐ右横をかすめ 大きな音と共に ガラスの破片が飛び散り ココロちゃんの 肩や腕が一瞬で 切り裂かれ赤く染まりました。
その瞬間 ココロちゃんの腕に 激痛が走ります。
(なっ......何?私......)
「あれ!ごめんなさいね......手が滑っちゃったハハハ ごめんね」
(えっ!?)
クラスの皆の手には 携帯電話が 握られ ココロちゃんを ずーっと 撮っていました。
(えっ!?...何?)
ココロちゃんは 訳が分からず 頭の中を 一生懸命 整理し パニックに ならないように 頑張りました......が それは 簡単に崩れ ココロちゃんの心を恐怖が 走り抜けました。
今度は 誰かが ココロちゃんの 髪の毛を掴み
ココロちゃんを 引きずり倒し 野球のバットを
ココロちゃんの 頭を目掛けて 振り下ろしました。ココロちゃんは とっさに 腕でバットをカバーしましたが 痛めた腕で カバーしたため また激痛が襲い 頭の中の記憶が 一瞬でなくなりました。
ココロちゃんの中の時が止まり それは ココロちゃんの 何かを呼び覚ます時......
強くなろうとした 自分の大切な思い 正しい事も悪いことも 何がよくて 何が悪いのか 皆が正義で
ココロちゃんが悪なのか 傷みは体なのか 心なのか......
(皆......笑ってる......変なの...)
ココロちゃんの 時が動き始めた......時
もう一度 バットが ココロちゃんの頭目掛けて 振り下ろされ ココロちゃんは バットを腕で止め そのバットを 掴みとり...立ち上がり 皆に
「やってもいいんだね?」
と、聞きました。
クラスの皆は 携帯電話で 動画を撮りながら
「はぁ〜ん?何こいつ?バカじゃないの...ハハハ自分がどういう状況か 分かってんの?」
教室に笑い声が響き
ココロちゃんは バットを振りかぶり そいつの腕目掛けて 振り下ろしヒットさせました。
教室に悲鳴が響き
一瞬で恐怖を与え 皆の声も動きも 止めてしまいました。
そして、顔の表情は無のまま
「これが 体の痛みだよ......分かる?分からない?」
と、聞き 答えがないと確認すると
バットを引きずりながら 一人一人の前を歩き始め
「痛みが分からないのか......やりたくない事までさせるんだね......」
一人の前で 立ち止まり 携帯電話を震えながら 握りしめ固まった手を バットで叩き落とす
繰り返すいじめ 終わりがない?終われない?
終わりたい?終わらせる!
ココロちゃんは......壊れてしまったのでしょうか......




