ポッキーゲーム
ネタです。一応、付き合っている設定ではありますが一人だけなのでパラレルワールドとでも思ってください……。
良希の場合
「なぁ、レンレン。ポッキーゲームやろうぜ」
二人で過ごしていた時のこと、良希がいきなりそんなことを言い出した。
「……ポッキーゲーム?なんだ、それ」
蓮は疑問符を浮かべる。当然だが、そんなゲームは全く知らない。
「ポッキーの端っこをくわえて、キスするかしないかの駆け引きを楽しむゲームだぜ」
「……キスしたいなら、言えばいいだろ?恋人同士なんだし」
なんでそんなことをする必要が?と蓮は首を傾げた。その姿に良希は撃沈する。
(可愛すぎる!)
裕斗の場合
「ポッキーゲーム?」
「なんだろうな、それ」
二人して首を傾げる。
「マジか……」
良希は脱力した。世間体に疎いとは思っていたが……。
りゅうの場合
「さ、さぁ来い!」
りゅうがポッキーをくわえながら蓮に顔を向けた。何がしたいのか分かった蓮は一度笑い、額にキスを落とす。そして、キョトンとしている隙にポッキーを取った。
「ち、違うの!ちーがーうーのー!」
(可愛いなぁ)
ほのぼのとしていたが、さすがにかわいそうだと思い、チョコのついていない部分――りゅうがくわえていたところを口に入れる。
「ほら、お前がこっち側食べていいぞ」
その行動にりゅうは顔を赤くした。
――それ、間接キスじゃん……!
しかし、それを正直に言うことは出来なかった。
愛良の場合
「蓮、ポッキー買ってきたぞ」
「ん、ありがと」
愛良がポッキーを蓮の口に運ぶと、蓮は気にせずにそれを食べた。手を使わず短くなるまで食べていると、愛良がそれをそのまま食べる。
「……愛良、食べたいなら言ってくれ。心臓が持たない」
「口から直接食べるのが美味いんだろ。お前、言ったら別のもの食えって言うだろうしな」
「当然だろ。心臓を破裂させて殺す気が」
「人間はそこまでやわに作られていないぞ」
……何を見せられているのか。
良希は目の前のバカップルの会話を聞いて、遠い目をした。




