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明樂の気持ち。〈3〉
体育館裏に行くと声が聞こえた。
「とにかく!明樂は万莉のなんだから!取らないでよね?調子のらないでよね!」
お前のじゃねぇし...。好きでもないし...。
お前が勝手に引っ付いてるだけだし...。
慌てて木原さんのところに行ったら座りこんでいた。
「葵!大丈夫?!」
「え、篠崎くん?!わ、私は大丈夫だ...」
ぎゅ...。
多分俺は震えてたと思う。今まで本気で好きになった人や本気で付き合った人なんていなかったから。
「葵……………キスしてもいい?」
「え、?!」
「嫌ならいいんだ。」
「嫌...じゃない。」
木原さんは顔を真っ赤にして照れたように言う。
そんな顔、反則だろ。馬鹿...。
『んっ...。』
好きな人とするキスは甘くて優しくて。それと同時に恥ずかしくて。でももっとしてたい。
「篠崎くんは、私のこと好きなの?」
「うん。本気で好きだよ。ずっと見てたもん。」
本気の告白、すごい顔真っ赤な気がする。恥ずかしい。やばい。
「篠崎くん。わた...」
《キーンコーンカーンコーン》
「あ、チャイムだ。行くか。」
「そうだね(´・ω・`)」
葵はなんて言おうとしたのかな。




