明樂の気持ち。〈2〉
木原さんは友達思いなんだな、って思えた。
話しかけてくれたことに嬉しくなって思わず調子のって
「俺と付き合ってよ。」
なんて言っちゃった。
もちろん木原さんはものすごい悩んでた。
俺は自分の中でも賭けをしていた。
もし、これで木原さんが付き合ってくれたら全力で俺のこと好きにさせる。
でも振られた場合、俺はもう誰も好きにならない、って。
でも。木原さんはOKしてくれた。
「よろしくね、葵。」
今の俺はこれしか言えない笑。
木原さんと付き合えた俺は浮かれていて、休み時間に話したくて触れたくて。
みんなが居るの分かっててほっぺにキスした。
迷惑...だったよなぁ。
お昼休み、俺は連絡先や色々教えてもらおうと木原さんを探したけど居なくて、宮野が1人で居たからおかしいと思って聞いたんだ。
「宮野、葵は?」
またヤったらいいよ、とか言われんのかな。
「あの子、明樂くんのお隣にいつも居る女の子。」
俺の隣にいつもいるやつ...?
「万莉のことか?」
万莉は俺のことが好きらしくベタベタくっついてきて勝手に彼女ズラしてくるやつ。
「そう。その子に呼ばれて外行ったよ。」
「そか。サンキュー宮野。」
「明樂くん、それからこの間はごめんね?ヤったらいいよ、なんて。」
「いや、いいよ。色々教えてくれて助かったし。」
「いえいえ!葵は王子様をまってるよ!」
「おう!」
俺は全力で葵のとこに向かった。




