その頃。
あたしがジュースを買って戻ってきた時には葵はその場に居なかった。
あたしや明樂くんの荷物が置いてあるところにいつも御園万莉と一緒に居る女達がいた。
「ねぇ、何してるのー?」
「あっ、み、み、宮野さん……………万莉と木原さんが……………。」
「どうしたの?!教えて!」
「万莉が木原さんのことムカついててそれで、さっきここから突き落としちゃって、その後万莉も一緒に落ちちゃって。」
「葵……………ここから落ちたの?」
「ただいまー、って葵は?」
「御園万莉がここから突き落としたって。」
「万莉が?落とした張本人は?」
「一緒に落ちたって。」
「はあ?!俺先生のとこ行って助けいく!」
「待ってあたしも!!」
「いや、宮野はここで帰ってきたらすぐ手当て出来るように救急セット用意して。それから、そこの万莉の友達落ち着かせてやって。」
「わかった! 」
「じゃ、俺行ってくる!」
明樂は自慢の足の速さを利用して先生のところに行った。
――――葵、無事でいてくれ。
頼む、葵……………。
「葵!!どこだ?!居たら返事してくれ!!葵!!」
もう会えないのか?あれで最後なのか?
「葵!!」
俺は全力で走っていた。、
結局見つからず、もしかしたら先に上に上がってると思い戻ってきた。
「宮野、葵は?」
「ううん、来てない。電話しても圏外だし……… 」
「…………………………。」
「あと、もう遅いからホテル行くって...。」
「え...。」
「篠崎!!戻ってきてたんだな。」
「先生……………葵は?!葵はどうなんの?!」
「……………。」
「見捨てんの?!やだ、なぁ、先生!!」
「篠崎……………諦めなさい。」
「やだよ先生、俺は諦めない」
明樂がもう一度行こうとした時だった。
2人の女の子が頂上にやってきた。
「…………………………葵!!!!」
葵と万莉だった。
「葵、葵、葵……………。」
「心配かけてごめんね。ってことで先に御園さん手当てしてあげて。肘と膝は擦り傷。あと木に頭をぶつけたからそこを冷やしてあげて。」
「おう、じゃ先に頼んでくるわ。」
「万莉、お前ほんと馬鹿だよな。」
「なによ。急に。」
「葵は凄かっただろ?」
『私は困ってる人を放っておけないタイプなの。』
「そうね……………。」
「宮野!万莉の手当て頼む」
「はーい!」
俺はすぐ葵の元へ行きすぐさま抱きしめた。
「バカ葵……………。」
「ごめんね、明樂...。」
「ほんとにバカ。ばかばかばかばか。((ちゅ」
「んっ……………。」
「……………葵はどこ怪我した?」
「え?私は特にどこも怪我してない...」
俺は葵をお姫様抱っこして宮野がいるとこまで行った。
「ちょっとおろしてよ!!」
「宮野ー、湿布頂戴。」
「どーぞー!」
「ねぇ、明樂なにする気...」
「お前右足捻ってるくせに。」
「えっ、貴方捻ってたのにうちを担いでここまで...?」
「なんでわかるの?」
「いつも見てればわかるつっの。」
「ごめんね、明樂。ありすも……………。」
その後私達は急遽ホテルを借りて1泊2日になった。




