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恋の行き先。
『放課後、16時10分教室』
時間が迫ってきて心臓がドキドキしてる。
篠崎くん...。
「葵、告白、頑張って!」
「うん...ありがとう。」
――16時10分。
ガラッと教室のドアが開いた。
「あっ、篠崎くん」
「葵。話って...」
「うん...その...あの...。」
「うん。」
「……………私でよければ付き合ってください。」
「ほんと?!まじで?!」
「うん。」
「よろしく、葵!!」
篠崎くんはすごい嬉しそうだった。
一方。
あたしは気になって廊下で2人の話を聞いていた。
2人とも付き合ったんだね。良かった。
「諦めなきゃな……………。」
あたしの恋はここで終わりかな。
幸せになってね。2人とも。
「あれ、宮野?」
突然声をかけてきたのは隣のクラスの久遠颯斗だった。
中学が一緒で中学の時は凄いしつこく告白されてたよーな……………。
「宮野こんなとこで何してんの?」
「え。ちょっと失恋しただけよ。」
「宮野も失恋とかするんだ。」
「失礼ね!あたしも失恋くらいしますよーだ」
「お相手は?」
「篠崎明樂。」
「あー、頑張ったねぇ。よしよし。」
「撫でないでよ!この髪嫌いなんだから。」
「俺は好きだけど?」
「...っうるさい!!」
「...(顎クイからのちゅ)」
「んっ?!」
「宮野、やっぱ俺宮野のこと好きだわ。」
新たな恋の予感……………。




