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【夕刊シチ】デイリー両晋南北朝  作者: ヘツポツ斎
【〇四月】三六五年〇八月~三九四年〇三月

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118/129

【27日 390年04月】姚萇奮迅! 自らを餌に

【390年04月】

資治通鑑原文1176文字(299/365位)


【登場人物】

・メインキャスト

 3/4-慕容垂-5/3

 4/7-拓跋珪-5/17

・準メインキャスト

 3/17-姚萇-5/1

 3/24-呂光-5/7

 4/3-慕容徳-5/13

 4/9-桓玄-5/11

 4/24-姚興-5/25


【あらまし】

 前年に引き続き、姚萇の軍略の冴えが目立ちます。周辺勢力の脅威度を正確に見極め、撃滅していく様は神がかっている、とすら言えるレベル。とは言え乞伏や苻登など、まわりは引き続き敵だらけです。晋では地方の奮戦を無視する中央の権勢争いが激化。なにやっとんねん。



【できごと】


 姚萇のまわりで別箇勢力が決起、姚萇に叛旗を翻すと、姚萇、自ら出征します。これに驚いた臣下たちは「苻登が側にいるのにどうして出征されるのですか?」と聞きました。すると姚萇は答えます。「まだやつを滅ぼしきることこそできんが、やつとて我が城を抜くこともできん。それよりも周辺勢力がみな手を組まれることの方が問題なのだ」と。そして出征すれば自身を餌にして敵軍をおびき寄せ、息子に別働隊を率いさせて打倒しました。こうした姚萇の用兵力、と言うか「相手を見る力」は本当にずば抜けている印象です。こうした中「苻堅さまを殺したお前になんぞ断固として仕えるもんか!」と別のところで謀反をくらってもいます。あっさり鎮圧しましたが、このひと苻堅の死体いじめでだいぶ割を食ってる印象です。


 ここで、非常に久しぶりに吐谷渾の名前が挙がりました。この頃の王、吐谷渾視連は乞伏乾帰に臣従したのですが、間もなくして吐谷渾視連が死亡、息子の吐谷渾視羆が立ちました。「親父がヌルいことしてたからまわりに侮られたんだ!」とばかりに軍を鍛え上げ、国土を広げんと目論みます。乞伏乾帰にしてみればいい迷惑ですね。そんな乞伏乾帰は越質詰帰と言う勢力を下しています。どちらも漢人っぽさが一切なくて、同じ鮮卑でも慕容や拓跋とは大違いです。とは言えこの当時、慕容はともかく拓跋は鮮卑名も残していたのではないか、ともなんとなく感じています。


 そんな拓跋は、ここで劉衛辰からの攻撃を受けています。正確には拓跋珪の母の出身部族である賀蘭部に。ここはなんとか退けたのですが、まもなく賀蘭部内で不和が起こりました。この不和を鎮めるために拓跋珪は慕容麟の援護を受け、動きます。このあたりの慕容麟は有能な拓跋の傭兵、と言った印象です。


 晋では劉牢之が翟遼の息子である翟釗を打ち破ったあと更に翟遼も破るという戦果を挙げていますが、既にこれまでも見てきた通り、こうした軍役の足を引っ張るのが中央です。佞臣の王国宝が宰相クラスの権限を手に入れました。一方で桓温の副官であった王珣も立身。建康宮廷の権力争いも泥沼の様相です。



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