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ギルド長は何色かなぁ。赤ほど熱くはない。青ほどクールでもない、黄色ほどのんびりじゃない。大人の男の人、そう、黒でいいか。黒。そんなこと考えながら、もう1回ボス戦に挑戦しておく。
帰りは魔法陣を使い一瞬で入口にたどり着く。MPは有り余っているが、わたしは適当に作った例の省エネ省略自動オート攻撃にしか使っていないので、普通の帰還魔法とかわからないのだ。
そんなわけで他のものを錬金する手軽さで魔法陣なら山ほど作成している。どうも自分にはこっちの方が似合っているような気がする。帰還魔法と魔法陣の区別はよくわからないけど、この目を閉じた瞬間に違う場所にいる感覚は不思議だなと思う。
初級ダンジョンを制覇し、この町で採取できるものは朝も夜もレアものも全部採取し、レシピ錬金も制覇し、自由錬金もいろいろ試して、ほぼもう全部片付けたなとなったのは3日後ぐらいだった。まだ1週間経っていないのでギルド長に顔を出さなくてもいい。
次の町に行こうかな。ギルド長がこの町の話のついでに次の町の話をしていたけれど、次の町はちょっと本格的なダンジョンがあるみたいで、今からわくわくするなと思いながら次の町を目指した。
この後、町でMPが回復する「リンゴジュース」を売る錬金術師が増えたと聞く。
例のパーティが保険替わりに錬金術師にMP回復の「リンゴジュース」を依頼したそうだ。
もうそんな自由錬金とっくに巷に広がっていると思っていたマキノは当たり前すぎて、自分が出処だとは気付かないまま「リンゴジュース」はMP回復するためじゃなくても普通に飲んでも美味しいもんねとか思っていたが、まさか錬金術でわざわざ「リンゴジュース」を作ろうとした奴がいたんだと(普通に飲み物として調理して作ったリンゴジュースにMP回復の力はないそうだ)、錬金術師の間では、しばらく誰のレシピなのか噂が絶えなかったそうだ。




