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 ここ数日宿屋に泊ったことで、夜にしか採取できないアイテムが採取できなかったので、それらを中心に在庫を補充するため夜に歩き、少しずつ隣町の方向、隣町は、この町のちょうど真上の北の方角にあると聞いているので、西側にある森から町に沿って北上していくつもりだ。


 どの辺まで北上すれば、新しい素材、新しいモンスターに出会えるのか、今からわくわくしている。


 ギルド長の話によれば、隣の町もそうモンスターレベルは上がらないと聞いているから、当分安心だろう。「中級結界石」が作れるようになったら自由錬金で「テント改」でも作ろう。


 一旦完成したら、更新は割と簡単な気がする。「朝露」を材料に「中級回復薬」は作れなかったけど、「初級回復薬改」は作れた。お試しすれば色々できそうな気がする。


 ちなみに改造版は図鑑の図面が増えたりはしない。「初級回復薬」を長押しして出てくる売買できる画面に「初級回復薬改」欄が増えている。在庫もそれぞれわかるようになっている。


 「初級回復薬改」ができて思ったけど、自由錬金といっても、あくまでもこの世界のこの図鑑に掲載される予定のものから大きく外れたものは作れないのかもしれない。これもまたギルド長に確認してみよう。


 北上といって、歩いて1日半ぐらいで着くぐらいの距離なので気温はほとんど変わらない。春の穏やかな気候の中を歩くとハイキングをしているみたいで気持ちがいい。


 常にタブレットの地図で光っていく箇所を確認して歩くので、まっすぐ道を歩くよりも時間がかかってしまうが、後戻りするよりは効率がいいので、見落としがないように少々遠回りでも採取しつつ歩いていく。


 今のところ既に採取した素材以外のものはまだ出てきていないので、どれもある程度在庫もあることから、距離を進める。


 隣町の影がうっすら向うに見える頃、新しい素材やモンスターが出てきた。「グレイウルフ」や「ビックワーム」は名前のインパクトに比べれば瞬殺で片付いていくので手間は取らない。


 「グレイウルフ」は毛皮を割と落とすが、「ビックワーム」はほぼ何も落とさない。「ビックワーム」ってミミズだよね。何を落とすのかちょっと気になる。


 採取の方は初めの町のアイテムショップに売っていた「麻痺草」「毒消し草」が採取できた。ここらあたりのものだったのか。後、「火薬草」「鋼石」「ヤドクダケ」など、すぐに錬金が想像できそうなものと、まったく何になるのかわからないものもあったけど、図鑑も埋まっていくし、これで新しい何かが錬金できると思うと嬉しい。


 10分に1回採取できるので、新しい採取場所でしばらく留まって周回する。


 その間、「ビックワーム」を倒すこと20回ぐらい目に、アイテムをドロップした。「ルビー(小)」え?宝石?ミミズなかなかやるな。「ルビー(小)」は何かに使えそうなのと、図鑑映えしたので、面白くなって「ビックワーム」を追いかけることにした。 


 「ビックワーム」は叢を歩いていると、急にばんっと飛び出してくる仕様になっているようなので、採取ポイントを結ぶように、なるべく叢を歩くことにしてみたら、さっきよりも遭遇率が上がり、2回目のアイテムドロップは「サファイア(小)」となった。


 これは面白い。

 序盤にこんな良いアイテムゲットできるなんて。向うの世界とこっちの世界の宝石の価値の違いがあるのかもしれないけど、図鑑が埋まるのは大歓迎だ。


 何が出てくるのかわからないので、取りあえずできる限り「ビックワーム」を倒してみると、「ルビー(小)」2個、「サファイア(小)」3個となった、どうやらこの2種類限定のようだ。「ビックワーム」のおかげでかなり周回して、この辺りの素材はある程度在庫ができたので、町に向かうことにした。


 本当は外でまだ採取を続けたいような気もしたけれど、町に新しい錬金術の本が置いてある可能性があるのと、こっちにきて約1週間経つし、新しい町に着いたらギルド長にそろそろ顔を出さないといけないのと、アイテムショップに置いてあるアイテムもチェックしたいから、全部まとめて要件を済ませたいところ。



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