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僕は何度同じ過ちをくりかえすのだろう。

僕が帰るとニアさんが倒れている。

そしてエリーは恐怖で気を失っていた。


僕はどちらを大切にすればいいのだろうか。

2人を目線だけ動かし見つめ考える。


僕はようやく人造人間の意味がわかる。


大切に使った道具と大切にしているペットと見ず知らずの他人どれか一つしか助けられないなら見ず知らずの他人を助ける。



2人に何があったのかは想像に難くない。

ニアさんには呪いが仕込まれていた。


きっとエリーの目の前でニアさんは一度死んだ。

エリーはショックで発作を起こし気を失ったのだ。


”エリーは本当の人間じゃない”


このままではニアさんも殺されるかもしれない。

エリーを狂錬金術師に差し出せば丸く収まるのではないか。命の精霊は無垢の精霊の加護を受けたエリーを狙っている。命の精霊の役割は気に入った命に試練を与える事。試練は必ず周りを巻き込む。

周りを巻き込まない試練など試練ではない。

狂錬金術師はきっと無垢の精霊を知っている。

”無垢の精霊たる何もしなくても世界を消滅させるものは命の精霊たる怒りを忘れさせない者と戦う運命にある。”だからエリーは僕の見えない所で命の精霊に邪魔されず安全に命を終えるだろう。


魔境で取れていたはずのニアさんの首と足がついている。僕にはこのニアさんが本物のニアさんか命の精霊に魂を作られた偽物であり本物であるニアさんかも分からない。


エリーはとりあえず気を失ったがその事で容体は落ち着いている。


「ニアさん」

僕はニアさんをゆする。

徐々に速さをあげるが彼女は目を覚まさない。


仕方なくエリーを方を向く。

妹を見ると一瞬怒りが湧き、目をそらした。

この妹が元凶だ。

僕はマナ様になれない。

僕の妹と同じ名を持つ厄介人を守り抜いたマナ様。

僕はマナ様になりたかった。なれないからこそ憧れた。


塞ぎ込む僕をハンナは優しく抱きしめる。

僕はもう一度勇気を出してエリー見た。

妹が目を覚まし涙をこぼしている。


彼女は魔法使いではない。だから僕の心は読めない。

けれど彼女は

「お兄様、私をすてないで」といった。

僕の心に激しい後悔が訪れる。



一度決まった覚悟がまた揺らぐ。

世界のために妹を捨てるなどあり得ない。

あの決意はうそだったのか。


僕はマナ様の伝説しか知らない。

マナ様のだってきっと悩んだに違いない。

それに僕にはハンナがいる。



僕はエリーの手を優しく、そして強くにぎった。











捨ててというパターンとすてないでというパターンがありますが私はすてないでというパターンがかっこいいとおもってます。

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