船の上で 二日目
感想をいただきありがとうございました。
今後も、執筆していこうと思います。
航海に出て二日目の事だった。
朝の八時に目を覚まし、朝風呂から始まり、身支度を済ませていた時だ。
一階の和室では、ノリスがのんびりアニメを鑑賞していた。
早起きだと思い、同じ机に座った時、ノリスの変化に気が付いてしまった。
「お前、寝てんじゃん」
何とこの者、昨日の夜から一切動かず、アニメを再生したまま寝ていたようだ。
いやいや、電気代とか気にするわけじゃないけど、前世の名残でね?
と言うことで、俺はノリスをたたき起こす。
「おい、起きろ堕落女神」
ガツンと一発お見舞いだ。
聞くところによれば、女神はこの世界で死ぬことがないようなので、思いっきり殴る。
「いっったーい!!!何!誰よ!私の高貴な頭を殴ったのは!!」
それはもう、勢いのいい寝起きであった。
ここまで元気だと、今まで起きてたんじゃないかともうくらい、それはもう元気のいい目覚めであった、
「あのなクリス、お前、昨日テレビつけっぱなしで寝たろ。お前、これ、電気代とかかかってたらどうすんだ」
「かからないわよ?っていうか、異世界に来てまでお金の心配をする何て、トウヤは前世で相当大変な思いをしたのね…」
何やら、馬鹿にされた気分なので、もう一度殴る。
「いっったーいっ!!また殴った!死なないけど痛いものは痛いのよ!?」
おっと失礼、つい頭に血が上って。
「金銭の問題じゃなく、これは常識のの問題だろ。必要な時以外は消す。常識だろ?」
「当夜は知らないようだけど、寝るときテレビをつけていないと寝れない人だっているんだから、自分を基準に物を語んないで!」
え?そうなの?
じゃあ、コイツもそんな類?
俺は全力で疑惑の目を向ける。
確かコイツ、異世界に来たての時、自室でゆっくり寝ていたなと。
「お前、この前、部屋で寝てたろうが」
「あ、あれ、そうだったかしら。てへぺろ?」
この時、俺の頭の中で、何かが切れる音がした。
これはきっと、血管が切れた音だろう。
何故、こんな朝っぱらから、こんなどうでもいいことで切れなければならないのか。
俺は、今後、ノリスの言い訳わ聞かず、即座に鉄拳制裁を下すことを決意し、この怒りが最後になることを祈って、ノリスに憤怒するのだった。
「ちょ、ねえ、良いじゃない、今回だけだから!だから、マヨネーズ風呂は許して!!!」
食料が一切減らない特性を生かして作ったマヨネーズ風呂に、ノリスを三十分放置する俺であった。
追記:ノリスは、マヨネーズの酸味が苦手である。
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「なあ、思ったんだが、そんな最強の冒険者が何でわざわざ魔境まできたんだ?本土にも、魔物は居るんだろ?」
昼食の席で、イリアに質問する。
「ああ、まあ、いろいろありますが、一番は、魔物の侵攻をこれ以上させないこと、それと、勇者召喚前の鍛錬です。それ以外は、まあ、向こうの大陸では何かと、貴族同士の争いが起きやすいので、問題の種は先に本土から遠ざけようという目的ですね」
おお、さすが異世界、貴族の争いとか、そう言うの聞くと、本当に異世界に来た実感が湧く。
なんせ、現代日本では、貴族関係の話は全く聞かなかった、
「ふ~ん、お前らも大変だな。まさか、そんな三人の運び屋になった俺まで目を付けられたりして、なーんて・・・」
そこで、イリアが目をそらす、
「おい、どういう事だ」
「し、仕方がないんです。大丈夫です、私が何とかしますから」
とのこと。
こいつらを送るの、国の周辺でいいかな。
報酬とかもういいから、速くまったりした旅がしたい。
切実に思うトウヤだった。
その後は、昨日買ったビールを飲み、良いつぶれるのだった。
翌日の朝、
頭痛で目が覚める。
「何やってんだろ、なんか時間を無駄にしてる感半端ない」
今更ながら、自分には、まったり旅が向いてないように思えてきた当夜だった。




