幕間
ウツ的な空気になってしまいました
物語が思いつかなかったので、とても薄い文章になってしまい、申し訳ありません。
草原の荒れた道を走る一台のキャンピングカーがあった。
エンジンを鳴らし、力強く進んでいくそのキャンピングカーのドライバーは一体誰だろうか?
そう、俺だ。
それは、町の奪還を終えた次の日の出来事だった。
我々一行はこの平原をゆったりと、それはもう、休日を謳歌するように走っていた、わけではなく。
「当夜殿、もっと飛ばせ!まだまだいけるだろ!」
と、このようなことを抜かしてやるので、まったくもってゆったり感などなく。
「あの、もう少し飛ばしては?その分早く付きますし、報酬が早くもらえて一石二鳥ですよ?」
あのイリアさんもこのざまである。
さて、最後の一人だが。
「ZZZZZ」
未だに就寝中である。
そんなこんなで行きついたのは、石造りの城壁前であった。
「ん?雪?」
空から白い粉が落ち、心なしか、窓も曇っていた。
門は特に何の難もなく、簡単に開く物だった。
「なんだここ?」
ノリスを呼び、助手席に座らせる。
コイツがいればまあ何とか案るだろう、と言う楽観的なのりだ。
城壁の中は石造りの家であふれていた。
しかし、人が住んでいるとは思えないほど静かだった。
町の中央通りと思われる道をゆっくりと進んでいく。
見た目通り、人っ子一人いなかった。
「なんか不気味ね」
ノリスのつぶやきに、同意してしまうほど、物静かで、肌寒く。不気味な空気が漂っていた。
やがて、中央の広場に行きつき、停車する。
広場には、白髪白ひげのおじいさんが一人佇んでいた。
「なあ爺さん。こんなところで何やってるんだ?」
俺は、爺さんに車窓腰に話しかけていた。
「ん?人を待っとるんじゃ」
「人を?見た限りじゃ、誰もいないぞ?」
「ああ、これはな、先日の火山噴火で、ここんとこの住民は移住してしまったんじゃ」
聞けば、数日前に近場の火山が噴火したそうだ。
そのことで、作物が死に、急遽移住しなければならなかったそうだ。
「誰を待ってるんだ?」
俺は、こんなところで待たなくても、と思って問いかけた。
「わしの初恋の魔女様じゃ。それはもう優しい方での、人を助けることに糸目をつけなかった」
世の中にはそんな人格者もいるんだなと感心していた。
「へえ、そうか」
俺は、結局、その日はそこで一夜を過ごすことにした。
明けて翌日、我々は噴火した火山の火口に来ていた。
そこには、なぜか、水が満タンの泉を見つけた。
「誰かそこにいるの?」
聞こえてきた若い声の方に向かって歩くと、そこには力尽きて寝転んでいる美女がいた。
「おいあんた、大丈夫か?手を貸そうか?」
俺は、急いで駆け寄り、手を取る。
「いいんだ、それより、町はどうなっているんだい?」
「町?人は移住したらしいけど、皆無事だよ」
「そうか・・・・・」
魔女は、それを聞き、眠りに入ってしまいました。
イリア曰、彼女は、一人で噴火を制御し、町を守ったそうだ。
そんな彼女のは、最後まで町を気にしていた。
町に戻り爺さんにことの顛末を語ると、爺さんは火口に行きたいと言い出した。
俺は、断り切れず送り、二人の再会を演出した。
やがて、二人は寄り添って眠りに入ったと。
「行くか」
「そうね」
こうして、俺たちの旅は続く。




