事後処理
誤字脱字指摘、ありがとうございます。
今後も気を付けていきますが、なにとぞ指摘のほどよろしくお願いいたします。
都度、直していきたいと思います。
翌日、最悪の空気の中の起床となった。
主力三人に睨まれての生活スタートだぜ。
と、現実逃避をしている場合ではないのだが。
「で、結局町の奪還は出来たのか?」
朝食の食卓にて、四人が席に着いたタイミングで聞く。
そも、昨日の件については三人が詳細な作戦を言わず出て行き、あまつさえノリスに押し付けたのだからな。
「当夜殿、私は別にせめてはいない。ただ、後悔しているのだ。何故、この二人組に囮なんて生ぬるい役を与えてしまったのか、とな」
おやおや、アリアさん。
そんな声を出しては、喉に悪いですよ?
「アリアさん、トウヤさんではなく私達がこんな作戦を立てたから悪いんです。彼らにはもっとお似合いの役があるのでは?」
字面的には優しい言葉なのだが。
何故だろう、まったく気遣われている感じがしない。
むしろ、このまま放置すると、わが身に災いが降りかかる気がする。
明日は我が身だな。
俺は、彼女たちを労わることにした。
「そうか。勘違いとは言え、すまなかったな。今日はゆっくり休んでくれ」
「なんか怪しーねー?そんな甘い言葉で流さないよ?」
おやまた、強情な女ですわね!
「まあ、そう言わず。第一、何でノリスに伝えたんだ。直接俺に伝えればよかっただろうに。奇襲の時間帯もそうだ。どうしていつも定位置にいる俺への伝言を省いて、しょっちゅう所在不明になるノリスに伝えたんだ?」
そう、考えてみれば、いや、考えてみなくてもおかしな話なのだ。
割と深刻に話したつもりなのだが、三人からは、思いもよらぬ言い訳が返ってきた。
「当夜殿、乙女は寝ている男に近づいてはいけない。ましてや、わが身は勇者様の物になるかもしれない身、穢れでもしたらどうする」
なるほど。
男は寝ているだけで害になると。
「でも待てよ、深夜に俺をたたき起こしていたような…」
「ああ、あれはノリスさんにたのんで起こしてもらったのです」
ああ、でもその理屈だとノリスは乙女じゃないことになるぞ?おい?
「まあ、そんなわけだから。五分五分と言うことにしよう」
それがいい。
これぞ平和的な解決だ。
「まあ、今回は良いだろう」
「次はありません」
「アチャー、残念」
なんだこれ。
普通に変な一日だった。
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明けて翌日
「う~ん、素晴らしい天気だ」
「本当にすがすがしい朝ね」
ノリスと二人で車外で背伸び。
「さて、今日はどうするか」
今いる場所は、平原のど真ん中。
少し冷たい風が頬を撫で、草木のざわめきが聞こえる。
空は明るく曇っている。
天気は曇りが一番。
太陽は暑くて死ぬ、雨は湿って好きになれん。
折り畳みテーブルと折り畳み椅子を広げ、雄吾に紅茶を一服。
これぞまさにスロー・・・
「当夜殿、そろそろ出発したいのだが」
黒のインナーを着たアリアが、汗をぬぐいながらこちらに近づいてくる。
なんという悲劇。
朝のすがすがしい空気が台無しである。
「台無しね・・・・」
ほら、隣のノリスでもこの反応。
「???」
当の本人はまるで分っていない様子だった。
ちなみに、他二人は今も就寝中。
「まあいいか。雇われだしな」
そして、新たな一日の旅が始まる。




