0028 牽引セクターが暴騰する中の消極的バブル経済
日経平均株価が5万円をあっさりと超え、現在(10/31時点)では5万2千円に
なりました。年内は調整のために一旦、48000円から51000円までで横ばいに
なるのか考えていたら、そのまま超えていきました。
一部の方々は、金額のみを見て「現在は加熱感があり、バブル景気の状態である。
暴落する可能性があるので、株などの資産を現金化して不景気の時に購入で
きるよう備えたほうが良い。」と煽りとも忠告ともとれる言動をしています。
数日前は、全体の8割以上の株価が下がっているのに寄与率が高い企業の株価が
上昇しているために、日経平均株価が上昇するという感じです。
半導体セクターや次世代原子炉等に関わるセクターについては、過熱感が
あります。それらの上場企業の大半は現在、一株5桁以上になっています。
私のような、株式市場の片隅にいる弱小個人投資家ではとてもではない
ですが100株単位での購入ですら出来ません。手数料等を合せると、
100万円を軽く超える金額ですからね。
購入に参加しているのは誰なのかを考えてみましたが、思いつくままに
各国の [年金運営機構] や [投資ファンド] ・ [資金のある個人投資家] が
挙げられます。資金量から例えてみると、巨象同士( [年金運営機構]
・ [投資ファンド])が戦いをしている中で蟻(弱小個人投資家)が
出来ることと言えば、「上がったらラッキーだし、下がっても購入金額から
上だから仕方ないか。」と傍観して地中深くで息を潜めている事しか
できません。
私は、「現在バブル経済とも言えますが、40年前のようなバブル経済では
無い。」と断言できます。何故ならば、バブル経済と言えるのは社会状態の
システムの事を指すからです。
理由として、3つがあります。
1. 企業では、かつてのバブルのような過剰ともいえる設備投資を行って
いません。限度を超えた大量生産でシェアを増やすために価格破壊を
していたのを止めるようになりました。
東証主導ではありますが、企業同士で株の持ち合いを現在縮小しています。
その結果として、自社株買いを行っているので企業価値が上がっています。
2. 個人に於いては、かつてのバブルでは消費を優先していました。
現在は、資産が増えたからと言って全てを消費へまわしている方は
少なくなりました。
[老後の2000万円問題] や [年金の問題] などがあるため、貯蓄・投資へ
進んでいます。要因として「国が老後を支えられないと公言した。」事が
大きいです。また現在でも、新NISA等で投資へと促しています。
その結果として、一部の人々は、刹那的とも言える消費を改めて
将来のために投資を進めています。
3. 海外から、ファンド等の資金流入です。
日本 の [年金運営機構] が株の多くを持っていることは知られていますが
それ以外の海外の [年金運営機構] も株での運営を行っています。
詳細では株だけでなく債権もありますが・・・
[投資ファンド] が運営に使用している資金も莫大な金額であり、株価の
引き上げや引き下げに関わっています。特にレーディングの評価で
一喜一憂する状況となっています。
海外からの資金流入の一旦はこれからも進む円安もありますが・・・
今の状態は、[消極的バブル経済] でバブルというにはもしなっているとしたら
入口付近でしかないと言えます。
怪談話ではないですが、経済に対しても [信じるか信じないかは、あなた次第]
自身の決断で誰も責任を取ってくれない事を心に銘じましょう。




