55、十二騎士vs追放魔王②
つおい(╹◡╹)
「覚悟するがいい!!」
「よろしくお願いします」
そんなこんなでアーネストとの模擬戦のため、鍛錬場へと場所を移す。
………気のせいだろうか、観客席に物凄いギャラリーがいるのは………。
「ソロかつ宮廷魔術師の仕事の合間のお遊び気分であの難攻不落、魔王軍主要ダンジョン『サイクロプス』を攻略した期待の超新星、イヴvs|宮廷騎士団のトップオブトップ、我が国最後の砦、十三騎士、雷剣のアーネスト!!、どちらが勝つのか目が離せないぜ!!、さぁさぁさぁどっちに賭けるーー?」
「そういう事ね…………」
………まぁ、闘争となれば賭け事も捗るという物だ、人間………というか知性がある生物ならばやはり娯楽は楽しい、はたから見れば金をドブに捨てているように感じるかもしれんが、本人からするとその時は充実してる………そのあと物凄い虚無感に包まれても大丈夫な奴以外はやっちゃダメだがな………。
「では試合スタート!!!」
観客席を見ながら考えていると、試合のゴングがなる。
「ふふふ、せめて一撃で葬ってやろう!!」
「………そううまくいくかな?」
「ほぅ、思ったよりはいい気概ではないか……では行くぞ!!」
………どちらかというと私も凝り性だ、流石に何もせずに負けるのも怪しまれそうだし、こう、燃える展開を考えてきた。
シナリオはこうだ、最初は私が圧倒できるなら圧倒、もしくはいい勝負をして、その後、不撓不屈、乾坤一擲、己の誇りと力に全てを乗せて放った両者の攻撃がぶつかり合って、私が敗北する。
ーーーフッ、何という完璧すぎる計画だ、少年漫画でも鉄板の燃える展開、これで盛り上がらないはずがない、私はあんまり演技が上手くない、だからこそ見るもの達のテンションを沸騰させてやれば多少不自然だったとしてもスルーされるはず!!!
『ライトニングスラッシュ!!!』
「よっと」
「なっ!!?、この!!この!!」
「ほっ!はっ!よっ!!」
アーネストは一撃目は雷を纏った剣を放ってくる、だがまぁ、私に避けられないわけがない、適当に避ける。
その後、大技では当てられないと判断し、コンパクトな剣技で攻めてくる、袈裟斬り、逆袈裟斬り、唐竹、突き、だがどれも紙一重で躱す。
(………これなら序盤圧倒コースでいけそうだな)
「ーーーうんじゃま、こっちの番かな、正しい拳と書いてーー正拳突き!!」
「ッッーー!!?クッーーー!」
相手を観察、アーネストの実力を分析、ある程度見通しが立ち、いつまでも躱すのも飽きてきたので適当な所で反撃。
攻撃を躱すのと同時に相手の腹に正拳突きを食らわせる、突き手が目標に達すると同時に逆側の手は紐で繋がってるが如く背中側に引く。
「ッッーーー!!!、ガハッーー」
鎧を割り砕かれたアーネストは一直線にぶっ飛び、壁へと叩きつけられる。
つおい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾




