46、追放魔王の副業②
つおい(╹◡╹)
そんなこんなで冒険者登録をするために冒険者ギルドに入る私。
「副業って冒険者だったのか……」
「うん、暇つぶしにはもってこいでしょ………….調子に乗り出した魔族を潰せる自由な職業は此処しかないでしょ」
黒鉄は得心がいったように頷く。
目についた職員に質問する。
「お姉さん、初めてきたんだけど、どうしたら冒険者になれるんですか?」
(………え、何この人可愛い)
「………あの、お姉さん?」
「え、あ、すいません、ではこちらの用紙に自身の名前と戦闘職、経歴などを記入して同意書にサインしてもらえれば、ギルドカードと交換できます、ギルドカードは自身の力量が確認できるのと身分証明書になるので無くさないように注意してください、再発行は別途料金が発生しますのでご了承お願いします、こちらはギルドのルールブックです」
「はい、わかりました」
「なぁ、イヴ俺も提出しても良いか?」
「ああ、別に良いじゃない?」
用紙を二人分もらい、適当に空欄を埋めていく、そして提出。
「これでいいですか?」
「はい、なるほど、たしかに承りました。こちらがギルドカードになります、ランクは一番下のF、頑張って昇格を目指してください、あなた達の冒険に幸あらんこと」
「ありがとうございます、まぁ程々に頑張りますよ」
無機質な定型文と彫像のように浮かべている笑顔、そうしてなんのトラブルなく終わったと思った束の間。
「おいてめぇ、新入りがアイシャのカウンター使うなんてずいぶん調子乗ってんな」
「………うん?………」
「おい何無視して読書始めてやがーーー」
私はつい先ほど貰ったルールブックを速読、中身を一字一句確認した、一緒に黒鉄も読んでいる。
「おっかしいなぁ〜〜何処にも『新入りはアイシャさんのカウンターを使っちゃいけない』………なんて書いてないけど?、自分ルール人に押し付けてんじゃねぇよ筋肉ダルマ、今すぐ肉塊に変えてやろうか?」
「てっめぇ!!!ぶっ殺す!!!!」
相手の筋肉ダルマは斧を手に襲いかかってくる、対する私は一言。
『………拘束』
「なっーーー!?」
光の拘束具で筋肉ダルマの自由を封じる。
「………全く……面倒臭いのは何処にでもいるものね」
『発疹皮膚武器展開
魔硬化工程完了
砲剣……とりあえずこいつの首飛ばしても良いかイヴ?、あ〜アイシャさん、でしたっけ?、下がっててください、今から首飛ばすんで血が服に着いちゃうかもです」
「ちょーー、き、君、やりすぎです!ちょっと落ち着いてください!」
「?、いや、だってこいつイヴのこと殺そうとしたんですよ?、殺しとかないといつ寝首かかれるわかったもんじゃないですよ」
「え、いや、ですから」
「うん?、そういやルールブックに冒険者同士の喧嘩及び殺し合いは禁止って書いてあったな………でもこいつルール破ったから冒険者じゃないでしょ、ケジメはつけないとね」
「ひっーー、ま、まっ、待ってくれ!!」
「おいおいさっきまで一般人だった俺の主人に手出そうとしたんだ、待つわけないだろ」
「………そこまでーー、なっーー!!?」
「………気安く触れないでくれ、今気が立ってるからさ」
今まで見た中ではそこそこ強いジジイが登場、黒鉄の肩に手を乗せようとしたのでその前に黒鉄が腕を掴む。
ジジイは新入りに腕を掴まれたことを驚愕している。
「………ふっ、将来有望なルーキーだ」
「……別に俺に触る程度なら良いけどイヴに触ったらアンタ殺すよ」
不敵な笑みを浮かべるジジイ、黒鉄は忠告した後に手を離す。
「ギ、ギルドマスターアレク!!、お願いします、彼を止めてください!」
「……わかっている」
「うん?…………ギルドマスター?」
「あ、はいそうですよ」
「…………このたび大変失礼しました、クロ、その剣そいつからどかして」
「む、わかった」
アイシャさんに確認とるとどうやらこのジジイは偉いらしく、これでは冒険者からも追放されるかもと思った私は黒鉄に剣を突きつけるのをやめさせる。
「………ほっほっほ、よいよい、こんなことでクビにしたらせんよ」
「そ、そうすか、ありがとうございます」
表面上は許してくれそうなのでその場は流す…………偉い奴ってねちっこいからな、後で菓子折り持って謝りに行くか。
つおい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾




