40、side鋼鉄少年と大佐聖女①
つおい(╹◡╹)
「…………完全に迷った………」
イヴにベビーカステラを買ってきて欲しいと頼まれた、物は確保できたが、自分が何処にいるのか分からなくなり、結果盛大に迷った。
さらに混雑が酷く、その場に留まることもできない、そのまま流される事十数分、なんとかとりあえず街の地図がある広場までは移動できた。
しかし元の場所への行き方がわからないので途方に暮れている。
「君、どうしたのですか?」
「………うん?」
なんだか不思議と安らぎを覚える声が聞こえてきた、どうやら俺に話しかけてきてる人間がいるみたいだ。
声のする方へ向き直り、見るとそこにはフードを被った女性がいた。
その女性は修道服を着ており、フードで隠れていてハッキリ人相がわからなくても美人だと確信できる。
「………えーーーと、その、あの……」
「あ、私は別に怪しいものではありません……私はシスターです!!、迷える子羊を導くのはシスターとして当然ですから力添えをさせてください!」
「………いや、別に危険人物と思ったわけじゃない、アンターーー、貴方が綺麗だったから驚いただけだ……っていうかシスターってだけで身の潔白は証明した事になるのか?」
「そりゃ勿論シスターは正義の味方に決まってーーへ?………ふふ、君おませさんですね………初対面の女性を口説けるほどプレイボーイなら今日は女の子とお祭りデートでもしてるんですか?」
「………女とだけどデートではないかな……」
「へぇ〜〜デートじゃないね〜?」
明らかに揶揄う様な口調で言ってくる女性。
「………ま、いいや、今は藁でも掴む思いだからな、えーーと待ち合わせによく使われるでっかい時計があるところにはどう行けば良い?」
「え?、あーー、それならこの道をまっすぐ行った後、右に曲がってーーキャッーー!!?」
面倒くさくなった俺はイヴの所へ戻れるならなんでも良いと道のりを女性に問う。
女性は心良く返答、しかし説明の最中に空気を読まない突風が吹きスカートが捲れかける、彼女は短い悲鳴をあげつつしっかり両手で押さえる。
しかしその代償としてフードが頭から外れる、瞬間、その場の人間の視線が全て俺達……というか彼女に注がれる。
「お、おい、あの人……クレア、クレア・セイグリット様じゃないか!!?」
「ま、マジだ!!?、す、凄え、あ、握手してください!!」
「L・O・V・E聖女様!!!」
「あ、や、やば」
「え?、何アンタ有名人なーーーオボァ!!?」
隣の女性へと話しかけようとするも一瞬で雪崩れ込んでから人の海。
凄いめちゃくちゃに人が入り乱れる。
「ちょーー、落ち着いて皆さん!!!」
「…………子羊を導くどころか迷わせてないか?」
つおい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾




