39、大佐勇者と追放魔王②
つおい(╹◡╹)
物凄い人混みの中、中心だけは綺麗な一本道が空いている。
「きゃーー勇者様!!」
「L・O・V・E勇者様ーーー!!!」
「………もはやアイドルじゃん」
「いやぁ〜すげぇ人気〜」
大佐の勇者様アーサー達が歩いていく、すると人混みの中から女の子が飛び出してきた。
「アーサー様!!、その、あの、あ、あ、あ、握手してください!!」
「こ、こら、何してるの!!、す、すみません、この子はアーサー様に憧れていて感極まったようです……ほら行くわよ」
「やだヤダヤダヤダ!!、お母さん離して!!」
「はは、マダム、離してあげてください、握手くらいならいくらでもしてあげます」
「そ、そうですか、なら………手早くよ」
「………わかってるって」
「爽やかだな〜それにしてもスゲェーな勇者、あんな小さい子まで熱狂的に………」
「どうしたの?」
「…………チェルシー、お母さんの方頼む」
「はい?」
女の子とアーサーが手を握る瞬間、女の子は割れて中から魔族が出てきた。
「なっーーー?!」
「死ねーーーー」
鋭い爪でアーサーの喉をかき切ろうとする、基本的に街の中は安全という意識から体が硬直する彼、回避が間に合わない。
「ーーやらせねぇ!!ッッーーー!!?」
「何ッーーー?!」
「凍結!!」
「ッッーー?!」
私は間一髪のところで勇者の前に滑り込み、腕を盾がわりに防ぐ、鮮血に染まるが、致命傷ではない、後で治せる。
相手は突然横から出てきた私に驚く。
相手を凍結させ、蹴りで割り砕く。
「チッーーー、失敗しやがって!!、死ね勇者!」
『ーーーー痺れ刺さる雷剣』
今度はお母さんが割れて勇者の首を取ろうと動くも、チェルシーが詠唱を手短に済ませて放つ、刹那ーー相手を紫電の雷剣が貫き、行き場のなくなった魔力は炸裂する。
「ふぅ〜〜勇者に死なれたら困るからな〜あっぶねぇ〜カバーありがとうチェルシー〜」
「べつにイヴが礼を言う事じゃないでしょ、私も困るだろうからね」
「き、君は一体……」
「うん?、あーー、うん…………えーーと、あれなんだ!!!!」
「へ?」
「ソル!!!」
「あ、あれ何処に………」
勇者を咄嗟に助けたものの、面倒は嫌なので適当な所でチェルシーの首根っこを掴みながら逃げる
「ここまでくれば十分やろ〜」
「別に逃げなくてもよくない?」
「いやいや、面倒臭い事情聴取を受けるのやだよ?、せっかくの祭りなのにさ」
「なるほど」
その頃の勇者アーサー
「だ、大丈夫かアーサー、聞いているかアーサー?」
(………命を救った事はあるが、救われた事は久しぶりだ、それに……名も名乗らずに去るとは………確かに連れのものが『イヴ』と呼んでいたな………な、なんだこの胸の高鳴りは………)
アーサーの身を案じたオリヴィアは言葉をかけるが彼には届かない。
つおい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾




