36、追放魔王と鋼鉄少年⑤
つおい(๑╹ω╹๑ )
「フフフ、このアレックスに盾突いたことを後悔するがいい」
「能書きはいいから早く始めよう、時間がもったいない」
アレックスと黒鉄は闘技場へと場所を移す、ここには特殊な結界が張ってあり中で死ぬような攻撃を受けても大丈夫なのだ。
………見せしめにするつもりだったのか、観客席が埋まっている、ものすごい熱狂だ。
「口の減らん餓鬼だ」
「アンタは喋りすぎだ」
「チッーーならば望み通り殺してやろう!!!」
横から見てる私には余裕で見切ることができるが、常人の観客達から見たら神速の踏み込みと共に斧で斬り込むアレックス。
対する黒鉄は聞き慣れない短い詠唱を紡ぐ。
「発疹皮膚武器噴出、魔力噴射準備完了、反動加速砲」
棒立ちな彼に武器を振り下ろす、アレックスは自身の勝利を確信している。
彼を両断し床に斧を叩きつけるアレックス、あまりにあっけない幕切れに溜息をつく。
「なんだ、ほんとに口だけか……」
「……………今の一撃だけで俺の実力がわかったんだ、すごいね」
「なっ!!?ど、どこに!!?」
彼の独り言に返答する黒鉄、彼の言葉に狼狽するアレックス。
遠くから見ているイヴですら一瞬み失うほどの速度、どうやら体から砲身を出し、魔力を噴射して高速移動していたようだ、初見ではただ立っている状態から高速移動が出来るなど予想外にすぎる、アレックスが斬ったのは黒鉄の残像だった。
辺りを見渡すが右にも左にも前にも後ろにも姿が見えず、一瞬呆けるが、すぐさま上にいると判断し顔を上げる………
(……勝負ありかな)
「全行程省略、全武器早撃乱射!!!」
空中で体から剣や槌、棍棒に戦斧、槍に鎌、矢に弾丸、多種多様、あらゆる武器を体から生やして大まかな狙いつけ即発射する黒鉄、頭上から降ってくる一斉射撃に避けることもできずに殆どの弾が当たり気絶するアレックス。
「………もう二度とイヴに手を出すなよ?」
「ちょ、ちょっと惚れそう」
つおい(^ω^)




