表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソロで効率厨の俺は、配信者を助けてバズってしまう!〜形見の杖を奪って、勝ちヒロインを従順にしてみました〜  作者: 海の紅月くらげさん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/17

収益


「どうかしたんですか?」


 受付嬢との話を終えたルナが戻ってきた。


「なんでもない」


「お酒でも飲みました?」


「いや、酔っ払いに絡まれただけだ」


「えっ、大丈夫だったんですか?」


「ああ。悪いやつではなかった」


 そう言いながらも、背後に回られた感触が頭に残っている。軽い足取り、気配の消し方。そして豊満な胸。酔っていたが、隙は無かった。


「そうですか、良かったです」


 ルナはほっとしたように息を吐き、抱えていた書類を差し出してきた。


「えーと、私が受けられる最高額の依頼を三つ持ってきました。それと、RTAで倒したモンスターの素材報酬と、配信の収益も受け取ってきました」


 差し出された依頼書は三枚。ざっと目を通すと、すべて二十一階層のモンスター討伐依頼だった。報酬はそれぞれ五万ギル前後。三枚すべてを達成すれば、十五万ギルになる。


「配信報酬は折半で」


「いいんですか? 私、配信を撮っていただけですよ」


「ルナがいなかったら、それもなかった。それに折半は約束だしな」


 言った直後、視界の端に通知が浮かび上がった。


【ルナから《¥130,000》送られました】


 数字を確認し、思わず眉が動く。


「俺が十三万ってことは、二十六万か。思ったより少ないな」


「今回の配信収益が五万ギルです。投げ銭が二十万ギル。折半でソルさんには十三万ですね」


「配信収益ってそんなに低いのか」


「配信自体が攻略情報ですので、質が求められます。でも、配信を10分つけただけで五万ギルは凄いんですよ」


 ルナは少しだけ遠くを見るような目になった。


「元パーティーですけど……星月の旅団では、一日耐久配信して、配信だけの報酬が五万ギルだったと記憶しています」


「質か。どうやって上がるんだ」


「攻略情報が少ないモンスターの配信は質が高いです。簡単に言えば、階層が上がるごとに、一回の再生数と、一人あたりの同接者の単価が上がっていきます。ただ……攻略組のトップランカーが、配信市場をほぼ独占しているのが現状ですね」


「そりゃそうだ」


「星月の旅団では22階層攻略で止まっていたので……これが、私の限界です」


 ルナは申し訳なさそうに視線を落とした。


「これに関してはしょうがない」


 依頼書をアイテムボックスへしまう。紙の感触が消え、視界の端に収納完了の表示が一瞬だけ浮かんだ。


「あと、名前を変更しないといけません。追放を言い渡されましたし……ソルさんの名前でも入れますか?」


 その言葉と同時に、半透明のウィンドウが目の前に浮かび上がる。


【ルナ《星月の旅団》】


 命名権をこちらに渡したらしい。


 星月の旅団の文字を消す。

 一文字ずつ、ゆっくりと入力していく。


「そういえば、攻略組はどこの階層で止まっているんだ?」


「確か……50階層だったと思います」


「50か……」


 指が一瞬止まる。


「ルナの体力も考えたら、一日で行くのは不可能か」


「無理ですよ。ランダンRTAで、私の体力は知れたと思います」


「結構頑張ってたな」


「はい、頑張りました」


 ルナは肩を落とした。隠しきれない疲労が、その仕草に滲んでいた。


 入力を終える。


「そうしたら転移で持っていくか」


「はい?」


 ルナがきょとんとした顔をする。



【この名前で宜しいですか?】

【YES】【NO】


【一ヶ月変更はできません】

【YES】【NO】


 迷わずYESを押していく。


【名前を決定しました】


 次の瞬間、表示が切り替わる。


『【ルナ《パーティー抜けました》】に決定しました』










楽しかった! 続きが気になる! という方は☆☆☆☆☆やブクマをしていただけると嬉しいです!

作者のモチベーションの一つになりますのでよろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ