プロローグ2 議論の結末は
しばらく唸り声を上げていた二人だったが、最終的にはいつも通りの結論に落ち着いていく。
「……ふぅ、ふぅ……」
「……はぁ、はぁ……」
「……なかなか、やるじゃない、クロエ……」
「……そっちも、なかなかやるワネ、綾……」
「……ふふ……」
「フフフ……」
「……でも、やっぱり……」
「ウン……織田家と、そっちの毛利家が同盟して、共に統一を目指ス……そんな展開が見たかったデス……」
「だよねぇ……私達だと、やっぱりその展開が見たかったよねぇ……」
「イエース……」
「……はあぁ……」
「……ハアァ……」
いつも通りの結論、織田家と毛利家が同盟を組んで天下統一の為に協力する、ここに到達した綾とクロエが、共に盛大な溜め息を吐いていく。
その後数秒間俯いていた二人だったが、この後にもまだまだ予定が残っているという事で下山の準備を始め、そのまま下山を始めていった。
「……まあ、いつまでもこんな感じで落ち込んでいる事は出来ないから、そろそろ下山して帰るようにしていこうか、クロエ……」
「了解デス……運転手は、またワタシが担当シマスカ?」
「そうしてくれると助かるんだけど、またお願いしても大丈夫なの、クロエ?」
「イエース、当然ヨ! だって綾は運転免許をトッテカラ一ヶ月しか経ってないカラネ。まだまだ無理な運転はさせられないヨ!」
「……ありがとう、クロエ……それじゃあ、帰りの運転もよろしくね?」
「オッケー! 任せておいてヨ!」
下山の最中、クロエに帰りの車の運転を申し訳なさそうに頼んでいく綾。
この綾のお願いにクロエは、運転免許を取得したばかりの綾に長距離の運転はまだ早い、と判断して即座に快諾していった。
そんなクロエの返答を聞いた綾はクロエに何度も頭を下げて感謝の言葉を伝えていく。
そうしてちょうど下山して車のところに戻ってきていた為二人はすぐに車に乗り込んでいき、クロエがお世話になっている綾の実家に向けて発車させていった。
「それにしても今日は楽しい古城巡りになったね」
「イエス! もうすでに次の古城巡りが楽しみで仕方なくなってイマス!」
「あはは、そっか……あ、雲が出てきたね」
「……ソウデスネ……このままだと、一雨降るかもしれませんネ……」
「そうなんだ……それじゃあ、ちょっとスピード出す?」
「……もしくは、どこかに止まって天候が回復するのを待つ、カ……」
「ふむぅ……どうするの、クロエ?」
「……ムゥ……」
綾の家に帰っている道中、急に天気が崩れ始め、綾とクロエは帰路を急ぐかどこかで休むかの二択をする事になった。
この二択にすぐ答えを出せなかったクロエは、その後しばらく車を走らせる事になる。
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