表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の恋愛フラグ、全部百合に吸われてない?  作者: 星恋 hosiko


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/32

女の子だと思ったら、男だった

今回はついに新キャラ登場回です。


レン、

久しぶりに「新ヒロインか!?」と思います。


なお現実はいつも通りです。


そして新キャラ、

かなり空気を読むタイプです。

 護衛任務を終えて数日。


 久しぶりに完全な休みだった。


「平和……」


 俺はギルドのテーブルへ突っ伏した。


 最近ずっと戦ってた気がする。


 蜘蛛。

 狼。

 熊。


 異世界ってもっとこう、

 スローライフとかじゃないのか。


「レン、だらけすぎ」


 ミアが呆れた顔で言う。


「休みの日くらいいいだろ」


「だめです」


 フィアまで乗っかってきた。


 ひどい。


「せっかく休みなんですから、街見て回りません?」


「んー……」


 正直動きたくない。


 でも。


 フィアが期待した顔してる。


 断りにくい。


「分かったよ」


 すると。


「じゃあ私、先に薬屋寄ってきますね!」


 フィアはぱたぱたと走っていった。


 ミアも立ち上がる。


「武器屋行く」


「別行動?」


「すぐ戻る」


 そう言って、

 ミアもギルドを出ていった。


 残された俺。


 一人。


「……急に暇だな」


 なんか久しぶりだ。


 最近ずっと三人でいたから。



 暇だったので、

 俺は適当に街を歩くことにした。


 露店。

 パン屋。

 雑貨屋。


 平和。


 その時。


「ちょっ、離してって!」


 路地裏から声がした。


 女の子の声。


 しかも結構切羽詰まってる。


 見ると。


 小柄な銀髪の子が、

 男二人に囲まれていた。


「だからさー、ちょっと付き合うだけだって」


「嫌だって言ってるでしょ」


 ナンパか?


 いや嫌がってるなこれ。


 俺はため息をついて近づいた。


「おーい」


 三人がこちらを見る。


「嫌がってるし、その辺にしとけよ」


 男たちが眉をひそめる。


「なんだお前」


「通りすがりの冒険者」


「関係ないだろ」


「あるだろ。嫌がってるし」


 男たちは舌打ちした。


 面倒そうだ。


 でも二対一ならまあ何とかなる。


 すると。


 銀髪の子がこちらを見上げた。


 ぱっちりした目。

 白い肌。

 中性的な顔立ち。


 ……めちゃくちゃ可愛い。


 これは来たかもしれない。


 異世界転生十九話目にして、

 ついに新ヒロイン。


「チッ、行くぞ」


 男たちは諦めたのか去っていく。


 銀髪の子は大きく息を吐いた。


「助かったー」


「大丈夫?」


「うん。ありがと」


 近くで見ると、

 本当に綺麗な顔してる。


 女の子にしか見えない。


「君、冒険者?」


「まあね」


 相手はにっと笑った。


「キミ強そうだし」


「いやまあ、それなり?」


 悪い気はしない。


 というか。


 会話しやすい。


 なんかテンポ合う。


「名前なんていうの?」


「レン。そっちは?」


「リオン」


 短い名前。


 似合ってる。


「一人なの?」


「今日はな」


「へぇ」


 リオンは面白そうにこちらを見る。


「彼女とかいないんだ」


「いないけど!?」


 なんで初対面でそこ!?


「いや、モテそうだから」


「そ、そう?」


 久々に来た。


 これ。


 ラブコメの匂い。


 すると。


 リオンがくすっと笑った。


「勘違いしないでよ」


「え?」


「俺、男だから」


 …………。


 ………………。


「はい?」


「男」


「えっ」


「だから男」


 俺は固まった。


 脳が理解を拒否している。


「うそだろ?」


「よく言われる」


 リオンは肩をすくめた。


「まあ慣れてる」


 いや待て。


 マジで?


 どう見ても美少女なんだけど。


 その時。


「レンさん?」


 後ろからフィアの声。


 振り向く。


 フィアとミアが立っていた。


 そして。


 二人はリオンを見る。


 一瞬で固まった。


「……女?」


 ミアが言う。


「男だよ」


「えっ!?」


 フィアまで驚いた。


 リオンは面白そうに笑う。


「いやー、反応いいなぁ」


 そして。


 俺たち三人を順番に見て。


 にやっと笑った。


「……へぇ」


「?」


「キミたち、面白い関係してるね」


 その一言に。


 俺だけが嫌な予感を覚えた。

第19話ありがとうございました!


ついにリオン登場です。


レン、

完全に新ヒロインイベントだと思ってました。


残念。


男でした。


でも今回大事なのは、

レンとリオンの会話テンポなんですよね。


ミアやフィアとはまた違う、

“気を張らなくていい距離感”が最初からあります。


そしてリオン。


登場した瞬間に、

三人の空気を察しました。


かなり察しがいいです。


たぶん今後、

レンに対して遠慮なく

「お前そのポジション面白いな」

とか言ってきます。


あとミア、

初対面で普通に「女?」って聞きました。


失礼。


次回、

リオンが三人パーティへ絡み始めます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ