突然のゲスト登場はやめてほしい
なんか黄砂がまだ吹いているのですが
また来週もひどいって・・・あれ黄砂っていつまで吹くものなのか
花粉が落ち着いたと思ったらまさかの黄砂って鼻が詰まって困っている。
せっかく車を洗っても次の日、積もっている・・・。
GW入る前に洗車しないとな。本当にこれいつまで続くのだろうか。
『なんでシルバがいるんだ・・・。』
アルヴァンはシルバに凝視され視線を逸らした。
「あらアルヴァンちゃんたら~恥ずかしがっちゃって。」
ユリスはお茶を皆の前に置きながら言った。
『違うわ!こいつの目が怖いんだよ。』
「アルヴァンは恥ずかしがっているのですか?」
シルバはユリスに問いかけた。
「そうね。アルヴァンちゃんはみんなのこと心配していたもの。こういうのって表では出さないものなのよ」
『俺はただあいつらに脅かされるのが癪なだけだ。』
「はいはい。じゃあ聞かせて欲しんだけど。その移住プランを。」
シルバはスッと手をあげた。
「その前一つ確認させてもらえないか。」
「あら?何かしら。」
「・・・テト。お前は裏切ってはいないんだ。」
シルバはアルヴァンをじっと見つめた。アルヴァンはその視線に耐えながら頷いた。
『だろ!こいつ怖いんだよ!』
「そうね。魔物と人間とでは考え方が違うし疑われるのも無理ないわね。それにあのバカたちと一時は同じ魔王城で働いていた同業者だしね。それを踏まえて言っておくわね・・・あなたがそう判断したら殺しに来てもいいわよ。」
ユリスの一言に部屋は一瞬凍り付いた。その空気をドミニクは手を叩いて砕いた。
「ハニー。それじゃあ脅しに聞こえるぞ。」
「あら!やだぁ~つい。ごめんねシルバちゃん。けど、魔物って極端なところがあるのよ。そこは理解してほしいわ。」
「善処する。」
シルバは固唾を飲んだ。
「ありがとう。さぁちょっと脱線したけどアルヴァンちゃん話を。」
アルヴァンはシロモンド諸島へ行ってベリーゴッドンたちと合流し話をつけたことを話した。
「何それ・・・ちょっと、ダーリン!!!ハネムーンよ!!!すぐ行きましょう。」
ユリスは大興奮だった。
「ハニー、落ち着くんだ。話が進まない。」
「もう・・そういう真面目なところが・・す・き・よ。」
二人は惚気だした。
シルバはアルヴァンに問いかけた。
「そもそも、ドミニクは人間なんだよな。」
『これが血の絆の効力なのだろうか・・。』
アルヴァンは困惑した。
「シルバちゃん。ドミニクは私の夫なの。まぁ魔物的な儀礼で一緒になったんだけどね。」
ドミニクはユリス後に続いて言った。
「血の絆で半人半魔になった。それによってユリスをより感じられるようになった。」
「もう・・エッチ!!」
ユリスは恥ずかしそうに言い返した。
『おい!おまえらいい加減にしろ!話が進まん!!』
「アルヴァンさんいいですか?」
リカルドは話し始めた。
「ギンガル転移案は理解できました。けど、大量の魔水晶をギンガル中に置くのはリスクがありませんか?それに、決行日までに間に合うとは到底思えない気も。逆算してそのパタリオスの一行が王女を取り返しに到着しても早くて1か月ちょっとです。」
『難しいのか?』
ユリスがその意見を聞いて話に入った。
「悪くはないとは思う。ただ、リカルドちゃんの言う通りよ。時間が無さ過ぎる。それに魔水晶を少なくとも1万個以上必要なんじゃない。むしろベリーゴッドンちゃん大丈夫かしら。死んじゃうわよ。」
『ダメなのか・・。』
「範囲を狭くすればいいのはないのか?」
シルバが言った。
「住人全てがそこに留まってくれればいいんだけどね。ただ明らかに行動が不自然になるし敵に察知される恐れがある。ましてや人間の中にも内通者がいる可能性だってあるわよ。」
ユリスが答えた後でドミニクが何か思い着いた。
「なら、魔物たちを転移させましょう。」
『そんなことできるのかよ。』
「そのヒルマ王って目立ちたがり屋なのでしょう。なら、絶対にやってくれると思いますよ。」
『何を言っているんだ?』
「ギンガルを見に行って魔物たちは待機状態でギンガルから離れる可能性が低いと思われます。指示に従っていることからある程度理性のある魔物しかいない。人間を無造作に捕食しようと考えていない点好都合だと。」
ユリスはそれを聞いて理解した。
「ダーリンさえてるわね。だから、設置する箇所は一か所でいいのよ。ヒルマちゃんがおびき寄せる所に魔水晶を大量に仕掛ければ相手は退避できずに『ルジェルバにようこそ!』ってなる。それだったら、全然タイミングを見計らって仕掛けられる。ただ、演出のつなぎは要相談になるけど。」
『なるほど。魔物を大半削ることができるし、いなくなった後で移住を進めればいいってことか。』
「それしかないわ。それに魔物が集まったところに人間は絶対退避するから巻き込む危険もなく奴らだけ転移はできるわ。そうと決まれば・・・ダーリン!!!ハネムーンよ!!」
ユリスは部屋を出てシロモンド諸島へ行く準備をしに行った。
「気が早いな、ハニーは。」
シルバはアルヴァンに近づいて言った。
「あれで大丈夫なのか?」
『もう好きにさせてやれ。』
アルヴァンがため息をついた後でシルバは苦笑いした。
「アルヴァンさん。一先ず、ユリスと一緒にベリーゴッドン様に会ってきます。それで受け入れ等の話も進めておきます。」
ドミニクはアルヴァンに言った。
『本当、ドミニクは頼りになるな。』
「あの・・僕はどうすれば?」
「リカルドさんは留守番です。」
「ズルいです。」
リカルドは不満そうだった。
『あれ?そういえばセイルは?』
「アルヴァンさんたちと一緒って聞いたのですが。」
『あいつどこへ行ったんだ?』
アルヴァンたちが暢気に話している最中、セイルはルジェルバの牢屋にいた。・・居続けていた。
「おら、いつ出れるんだ・・。」
誰も来なくなった牢屋に閉じ込められセイルは助けを待っていたのだった。




