↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宿坊あやかし奇憚  作者: あやと
92/106

宿坊あやかし奇憚 (桃太郎編 8 )

「そうして吉を看取った後・・俺は吉の生まれ変りを探して旅をした


 出会うまで200年はかかったか・・不思議と・・吉の生まれ変りが判った


 次に生まれ変っても・・その次も・・次も・・あの輝きは変わらない。


 そうして今回、未来。お前を見つけた・・


 愛してる 側に居て欲しいんだ。」



長い話が終わると溜め息を吐き出し未来の顔を見る半蔵


未来は不機嫌な顔でじっと半蔵を見ていた


「・・未来?」


『なに?』


「いや。何じゃなくて・・・」



―― 告白・・なんだが・・返事とか何とか・・



「何を怒ってるんだ?」


『怒ってないよ。ムカついてるだけ』



―― 同じだろ・・;



焦る半蔵に対し、未来は不機嫌な顔で考えてる風だ



―― 最初に奥さんが居て・・そこから逃げて吉さんと出会って・・


  その次・・次の・・次の・・次・・・・


  よーするに半蔵って×6って事??

  

  てか・・吉さんの生まれ変りだから私を好きなの?愛してるって?

  

  そんなの・・嫌だ。



鬼退治という名の殺戮や不老不死など一昨日に置き去りにした様に


未来は一層、半蔵を睨むと切り出した



『ねぇ・・吉さんの生まれ変りだから愛してるって言うの?』


「え・・?いや・・」


『違うの?』


「吉もお前だろ・・1つの魂だ」



―― はぁ? 半蔵・・何言ってるの??



『私の知らない私なんて私じゃない!! 他人と同じだよ!?


 そんな昔の女自慢されてもムカつくだけだし!!


 その人を愛してたから、私を愛してるっておかしくない?』



「・・・;」


斜めに突っ走った未来の考えに半蔵は驚き黙る



―― 何故そんな話になる・・?


  普通、前世からの愛だの探していた女だの言ったら感動しそうなもんだが・・

  

  てか・・実際今までは感動されてたんだが・・・;


  昔の女自慢・・・? そんなつもりは・・


  あぁ。・・そうか



「未来の嫉妬は可愛いな?」


堪えきれない様にニヤニヤ顔の半蔵は未来を抱き寄せる


『はぁ? 怒ってないって言ってるじゃない!


 恨んでないし・・・ てか離してっ!!』



半蔵はジタバタと暴れる未来をぎゅっと抱き締めると


「ムカついてるのも嫉妬だ。」


あえて冷静な声で言った




『えぇぇぇ?!ホント? じゃぁ清姫さんが来た時も嫉妬してたの?


 私、半蔵が大好きって事??』



―― それを・・・俺に聞くか?



「あぁ・・・多分・・」


『じゃぁ、名前呼んでくれなくて寂しかったのも?好きだから?』


「寂しかったのか?」



『うん。どうしてかな?って思ってたんだけど・・・


 ・・・彼女が出来たからかな?って・・』



「えぇ?! いや。俺なりに女性扱いしてたんだが・・」


『えー!! そんなの解り辛いよ!!』



―― いや。多分、美弥ちゃんは気が付いてると思うが・・



「寂しい思いさせて・・ごめんな」


『うん。』

  

「未来。 愛してる」


『私を?』

 

「あぁ。未来を愛してる」 


『本当に?』


「本当に」


『ねぇ半蔵?もう一回言って?』


「未来。愛してる」


『もう1回』


「・・・未来。愛してる」


『もう1回言って?』


「・・・;」



―― いつかの仕返しか?・・・流石に照れるんだが・・



『半蔵?もう1回』


ニコニコ顔を傾げながら未来は半蔵の顔を見る


半蔵は、お前・・しつこい・・と言いながら唇を重ねた



―― 実は前世とかすっかり思い出したんだけど・・


  過去に何があろうと半蔵は半蔵だし・・私は私。


  大切なのは2人の未来だよね?









  









「すみません」


『いらっしゃいませ。清輝坊へようこそ』


今日も風変わりな客を未来が迎え半蔵が食事を作る。


夜には2人で晩酌をして・・


そんな当たり前な日常がこれからも続いていく


未来はそれだけで幸せだった



お疲れ様です。


桃太郎編終了で「宿坊あやかし奇憚」終わりとなります


最後に半蔵の秘密を持って来たかったので長くなりましたが


読んで頂きありがとうございます!!


未来の斜め暴走にはちょっと参ったんですが


変わらない2人が1番落ち着く・・と思いたい。うん。


6000アクセス越えありがとうございました!!


連載中ブクマ増えたり減ったりでドキドキでしたが


励みに突っ走りました。ありがとう!!


誤字の編集等で(改)付き宿坊あやかし~が


新着を賑わすかもしれませんが生温い目で見てやって下さい


そうそう。


外伝も書くので、見かけたらまた宜しくお願いします。


でわでわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。