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宿坊あやかし奇憚#43
『・・・・。』
未来が目を開けると自分の部屋の天井が見えた
熱も下がった様で体が軽い
ふと見ればベッドに肘を付き凭れ半蔵が眠っていた
―― 半蔵ってやっぱり睫毛長いな~
寝顔を見るのは子供の頃以来だ、未来はまじまじと見た
意思を表した様なキリリとした眉
それにかかる黒い髪は未来が触るとサラサラと揺れる
『半蔵。ただいま・・』
そう言うと未来はそっと頭を撫でた
「おかえり」
未来の手を取ると目を開け答える半蔵
黒曜石の様な瞳は優しげに未来を映している
『起きてたの?』
「あぁ。熱は・・・下がったようだな」
『うん』
「まだ早い・・もう少し眠ると良い」
『うん』
答えると未来は安心したかの様に眠りに落ちていく
その寝顔を確認すると半蔵はそっと部屋を出た
お疲れ様です未来の黄泉旅編終了です
次の話との関係で短いですが投稿します




