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宿坊あやかし奇憚  作者: あやと
69/106

宿坊あやかし奇憚#43

『・・・・。』


未来が目を開けると自分の部屋の天井が見えた


熱も下がった様で体が軽い


ふと見ればベッドに肘を付き凭れ半蔵が眠っていた



―― 半蔵ってやっぱり睫毛長いな~



寝顔を見るのは子供の頃以来だ、未来はまじまじと見た


意思を表した様なキリリとした眉


それにかかる黒い髪は未来が触るとサラサラと揺れる




『半蔵。ただいま・・』


そう言うと未来はそっと頭を撫でた


「おかえり」


未来の手を取ると目を開け答える半蔵


黒曜石の様な瞳は優しげに未来を映している



『起きてたの?』


「あぁ。熱は・・・下がったようだな」


『うん』


「まだ早い・・もう少し眠ると良い」


『うん』


答えると未来は安心したかの様に眠りに落ちていく


その寝顔を確認すると半蔵はそっと部屋を出た









お疲れ様です未来の黄泉旅編終了です

次の話との関係で短いですが投稿します



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