↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宿坊あやかし奇憚  作者: あやと
4/106

未来は未来

――それで私・・・


家を出てきてしまったんです。


約束を破った弘明さんが許せなかった・・


何故・・話してしまったの・・?そればかり考えてしまい


なのに家族の温かさが忘れられなくて・・


でも許せない・・私はどうしたら良いの・・?


女は双方の瞳に悲しみを称え、涙は溢れんばかりだ


『・・・。』   ダンッッ!!


そんな女を見て未来は乱暴にグラスを置いた


音に驚いて半蔵が慌ててやってくる


「お嬢!?」


『なぁによ~?』


「こんなに酔って・・あ~ぁ1本開いてるじゃないですか?!」


『うるっは~い!酔って悪いかってーぇーの!


これが酔わずに居られますかって!!・・ねぇ?』


――女に同意を求めるも・・困った顔で未来を見つめているだけだ


『らってさ~!子供と旦那さん可哀想なんらもん・・』


「でも約束が・・」


未来の気迫に押されてか・・おずおずと女は話す


『その約束がろーした!っつ~の!!


本人と約束した事を、本人にしゃべって何が悪いんれすか~?ってんだ!』


更に女に絡む未来


「お嬢・・その辺で・・」


『半蔵・・うるっっさぁ~い!!


誰にも言うなって?!聞いたのは本人の貴女じゃない!


しかも恋女房の貴女でしょ?!


旦那が恋女房に隠し事する方がありえないっつーの!


隠し事しない正直な旦那と


可愛~い子供を置いて出てきたって不幸なだけだよ!


どーせねっ私にはまだ、恋だの愛だの解らないですよ~!


でも家族の愛は解るもんね~♪


お爺が引き取ってくれて半蔵が独りにはしてくれなかった・・


・・約束だからって・・・そんなのダメだよ


みんな・・み~んな不幸になっただけじゃない!!』


「お嬢・・」


違う所で感動している半蔵は涙目になっている


『だ~か~ら~家に帰りなよ?』


「はい・・。」


雪女(ゆきめ)の頬を熱い涙がつたわった



未来は満足げな笑顔を女に向けると


『よしよし!ではぁ~未来わぁ~ねっま~す!おやすみなはぁ~ぃ♪』


そのままテーブルにバタっと突っ伏せるとスヤスヤ眠ってしまった。












「さすが・・・御爺様の御孫さんですね」


「えぇ・・ですがもう少し静かに話せないんもんですかね


しかも酔っ払って・・ご迷惑をお掛けしました」


律儀に頭を下げる半蔵に女は恐縮しながら首をふった


「いいえ。迷惑だなんて・・結婚を反対したお爺様・・


帰れと言ってくれた未来様・・どちらにも感謝しております」


深々と頭を下げると女は部屋へと戻っていった




――半蔵が独りにはしてくれなかった・・


お嬢にとって小五月蝿い存在だろうと思ってた半蔵には


嬉しい言葉だった


そっと未来の頭に手を置き優しく撫でる




お嬢・・・




ふっくらとした頬に手を当てる






『ん・・・半蔵・・』





ドキリと驚き慌てて手を離した







『半蔵・・もぅ食べられないよ~・・』








お嬢は寝ていてもお嬢だ・・くっくっくっと笑いを堪えながら


未来を担ぐと部屋に寝かせに行った







お疲れ様です。

これで無事解決となって良かった・・のか?

未来にはハラハラさせられる所があります

女の子なのに・・


あとはお客様をお送りするだけですが;

投稿します。

改行・字の間違いがありましたらご指摘下さい




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。