お疲れ様でした・・色々と。
――や・・やっと朝か・・
未来を見れば小さな寝息をたて眠っている
途中でベッドを抜け出す事も出来たが・・離れがたく、つい朝を迎えてしまった
一晩の内に何度辛抱し、それならいっそ・・と何度ベッドから抜け出そうとした事か
――何の修行だ?ってんだ・・
半蔵は未来を起こさない様にそっとベッドを抜け出すと
硬くなった体を伸ばすように伸びをする
――寝顔も可愛いんだからしょうがないか・・
半蔵はまたベッドへ戻りたくなる欲を抑えドアを開けた
「・・・・アホか?こいつ。」
見れば廊下で刀に持たれながら坂田が寝っていた
半蔵は呆れ顔で刀に蹴りを入れ払うとバタリと坂田が倒れる
「そんな所で寝てるな・・・」
「おぅ!おはよう半蔵!!」
「声がでかい。未来が起きる・・」
「へいへい・・・未来ねぇ・・」
ニヤニヤ顔で半蔵を見つめると坂田は、ん?と眉を寄せた
「おい・・・お前・・何もしなかったのか?」
――気を読んだか・・
しかし・・こいつが言う「何か」があったら、そこに居てどうする気だったんだ?
「・・・・。」
半蔵は無言のまま拳を握り遠慮なく坂田を殴った
「痛ッ!!」
「やっぱりお前・・鈍ったな」
ふっと半蔵が笑うと
「いや。お前から女の気がしない。・・・負け惜しみか?」
キッパリと坂田が返した
「お前・・飯抜きな」
「えぇぇぇ!?心配して夜通し見張ってた友達にその仕打ちか?!」
サラリと言って行ってしまう半蔵を坂田がバタバタと追いかけて行った
――何もなかったってどう言う事?
外が煩くて起きた未来は1人ベッドの中で考えていた・・
え・・?半蔵と私・・・?・・まさか・・ね?
大体、半蔵に子供扱いしかされてないし・・
不意に未来は夕べの指切りを思い出し顔を赤くする
いや。まぁ・・私が子供っぽいって言えばそうだけど・・
半蔵ったら優しい時は思いっきり優しいし・・
それは子供の頃から変わってないし・・
う~ん?と悩みながら枕をギュっとする未来
半蔵の匂いがする・・甘くて爽やかでちょっとスパイシーな香り・・何だろ?
昔から安心する香り・・安心=好き・・・じゃぁないよね?
――恋愛って落ちるもの・・って言うけど・・落ちてる・・・のかなぁ?
『・・・・解らないや。』
未来は枕に顔を埋めると、もう一度目を閉じた
「おい!!ジャジャウマ!!見送りくらいしてくれよ!!」
坂田の声に飛び起きた未来が窓をガラリと開ると
丁度半蔵に蹴られている所だった
「・・・あ!?痛っ!!お前~何すんだよ!!」
「起こすなって言っただろが?!やっぱ飯抜きにすれば良かった
お前は二度と来るな!!」
「えぇ~!!そう言うなよ~」
その2人のやり取りを笑顔で見ながら
『坂田さんまた来てね!!』
未来は大きく手を振った
お疲れ様です。
金太郎編・・思わず長くなってしまいました;
酒天童子が書きたいと思ってた所
桜様に「金太郎」のヒントを頂いた形になり
今後の話の展開に繋げるべく長くなった次第です
(桜様ありがとう)
読んで下さった皆様ありがとうございます。
いや。まだ続きますけどね・・




