未来の想い
『・・・・。』
「お嬢。どうしたんです?」
考え深げな未来を見て半蔵が心配する
偽浦島――もとい亀は気分が晴れたのか部屋へと戻っていた
『ん・・・。う~ん・・。
お爺も喜んでる。なんて言っちゃったけど
何だかさ~それは爺の言葉では無い訳でしょ?
偽善だなぁ~と思ってさ・・』
串を弄ぶようにクルクル回しながら未来は答えた
「亀は満足してたみたいですが・・・
お嬢はお爺様が遅れた事を怒ると思いますか?」
『う~ん・・怒らないとは思うのよ・・だけどね~
本人の言葉では無い限り・・他人がどう言おうと
希望でしか無い訳よね?』
「お爺様の孫である、お嬢が言った言葉だから・・
亀の気分が晴れたんだと思いますけどね」
半蔵は未来に新たなグラスを差し出すと酒を注ぐ
『どう言う事?』
それを受けながらきく未来
「お嬢は亀の知らないお爺様を知ってる・・
亀よりもずっと時を過ごしてきたじゃないですか
お爺様を知るお嬢が言うんですから
亀にとっては・・・本人の言葉と同じなんですよ」
『そぉかなぁ?』
照れ笑いを隠す様に未来は酒を煽る
「そうですよ。半蔵が保障します」
未来の笑みで安心した半蔵もぐっと酒を流し込む
いつもの夜がようやく戻ってきた
『そう言えば半蔵!!あの人が浦島じゃないって知ってたの?!』
「見るまで判りませんでしたよ」
涼しい顔で答える半蔵
『本物の浦島さんもつか来てくれるかな?』
期待を込めて言う未来に
「来てくれるといいですね」
半蔵は笑顔で答えと酒をまた煽るのであった
お疲れ様です
浦島騒動も無事終わり
最後はなんとなくシットリとした2人
だったのでは?と思うのですが・・
なかなか色っぽくはならない未来ですw




