68.組み合わせ
常緑広葉樹の柘植。
乳白色の小花。
消臭効果がある。
常緑針葉樹の一位。
鱗片に包まれる緑色の雌花と、十個の雄しべが集まって球状になる飴色の雄花。
消臭効果がある。
多肉植物のアロエ。
一段に十五から二十程度、二から三十段の多段構造の数百の花をひとつの軸につける、赤、朱系統が多い花。
解毒効果がある。
常緑低木の梔子。
花弁が五から七枚あるように見えるが実は根元で繋がっており、中央の雄しべの先端が花弁より外へ突き出す、匂い初めの夕方は純白で、翌朝は乳白色となり、落下前には黄褐色に変化する一日花。
気持ちを落ち着かせて安眠をもたらす甘い香りを放つ。
(これで、行きますか)
頭の中でこの危機的状況を解決してくれる花を探し出しては組み合わせた姜芳は、黒丸眼鏡を外して空に放り投げて細く短い漆黒の杖へと変化させた、宝貝、万花衣を持って亀雲に乗り、ラフレシアの異臭が届かない空中へと向かっては姿が見える場所で停止させ、宝貝、万花衣を使用したのであった。
「さあって。うまくいくかな?」
とりあえず傍観の立場を取ろうと考えた凛矢が、ラフレシアの異臭に耐えられ、かつ状況を把握できる場所まで移動しようとした時だった。
「何がうまくいくかなって?」
その声を背中で受け止めた凛矢は、口の端を釣り上げたのであった。
(2024.4.3)




