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64.異変
凛矢曰く。
凍夜が異世界から連れて来られた栞太に執着している事を知って、これまで闘いを挑んでものらりくらりと躱す凍夜も、執着する栞太を人質に取られたとなれば、闘いに、しかも本気で挑んでくるに違いないと閃き実行。
栞太が居る弩九の研究室に忍び込んで穏便に連れ去ろうとするも、警備宝貝が襲いかかって来たので、破壊、する時に、なかなかに強くて、研究室も破壊。
後でこっぴどく叱られると思ったものの、人質計画実行を止めようとはせずに、弩九の岩から、宝貝、亀雲に乗って飛び出して、仙界のどこを決闘場所にしようかと探し回っていると、抱えていた竹の箱を破壊して栞太が飛び出したかと思えば、そのまま人間界へと急降下。
慌てて後を追うと、栞太が開花したラフレシアのぽっかり空いた穴の部分に飛び込んだのだ。
「すぐに救い出そうとしたんだが、ラフレシアがその穴の部分を閉ざしてな。俺のこの宝貝、雪だるまを溶かすほどの異臭を放って、慌てて引き下がろうとした時に、うぬを見つけて、共に連れて行ったというわけだ」
「………そうですか」
凛矢のろくでもない行動、栞太の奇奇怪怪の行動、ラフレシアの摩訶不思議の現象に、姜芳は頭を抱えつつも、解決方法を見出そうと忙しなく思考を巡らせるのであった。
(2024.4.3)




