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37.震霆
震霆。
弩九が開発した自律型の人造宝貝。
現在は気に入っている等身大の金ピカ超合金ロボットの姿形になってはいるが、自由自在に姿形が変化可能。
動力源は、自然の雷。
いつ何時でも自らの意思により己の身体に落雷可能。
ではあるが、己の身体にうまく吸収できず、あちらこちらへ飛雷させる。
人間で言うところの軽い嚥下障害を発症。
弩九が改善しようと度々修理するも、完治させる事はできなかった。
危険であるゆえに、飛雷を防止できない仙人、道士、霊獣は近づくなと仙界に広く知らしめている。
震霆は隠しているつもりではあるが、本人である凍夜を含む数人を除く、ほとんどの者が知っている。
凍夜が大好きだ。と。
弩九の岩にて。
巨大な三角錐と三角柱の岩が十文字の形に組み合わせたその岩を根城にしている弩九に、凍夜、震霆、燧乎が栞太と荊の居場所を尋ねたところ、言われたのだ。
まったく危機感のない様子で。
人間界に下りている二人は、盗賊に囚われている。
「大仙人が少年に貸している、宝貝、仙羽衣はまったく役に立ってないようだね」
「そうだね」
「そうですね」
「そうだな」
(2024.3.24)




