第5話:白熱のスタジオ! ズバリ勝敗予想!
華やかな照明が照らすテレビ局のワイドショー特番スタジオ。
大型モニターには「徹底討論! 荒武者ジャパン vs 夢の世界連合(DWA) ドリームチャンピオンシリーズ勝敗大予想」の派手なテロップが映し出されていた。
「さあ、いよいよ来月に迫った最高峰の7戦先勝決戦! パネリストの皆様、ズバリ『何勝何敗でどちらが優勝するか』の勝敗予想をフリップにお書きいただきました!」
司会者の威勢の良い声とともに、ひな壇の解説者たちが一斉にフリップを掲げる。
「まずは元ジャパン監督の羽根さん、沖合さん、そして栗島さんからお願いします!」
【羽根達徳の予想:荒武者ジャパン 4勝3敗】
「やはり『4勝3敗で荒武者ジャパン』だね」
腕を組みながら羽根達徳が力強く頷く。
「DWAの打線は脅威だが、絶対エース格の銭形豹馬が持つ『ジャガーボール』や『銭形ツーシーム』、そして山下由伸や大滝翔平らの投手陣が粘り勝ち、第7戦までもつれ込んだ末に日本が意地を見せるとみるね」
【沖合博満の予想:夢の世界連合(DWA) 4勝2敗】
「ふむ、私は『4勝2敗でDWA』だな」
元中京ドラゴンズ監督の沖合博満が、冷静なオレ流の笑みを浮かべる。
「DWAにはスナル、スカ―バル、ソールのサイ・ヤンガー賞左腕3人が揃っている。荒武者ジャパンの打撃陣も強力だが、パワーと投手層の厚さで押され、6戦目でDWAが逃げ切ると見るのが現実的だよ」
【栗島秀樹の予想:荒武者ジャパン 4勝3敗】
「私も『4勝3敗で荒武者ジャパン』です」
元ジャパン監督の栗島秀樹が優しく、しかし確信に満ちた目で語る。
「DWAには言葉の壁や不慣れな守備位置というスキがある。主将を置かず互いをカバーし合う日本のチームワークと、井草監督のデータ野球・奇策が噛み合えば、最終第7戦で必ず日本が勝ち越してくれますよ」
「なるほど! 続いて元ジャガース監督の松江さんと、平成の怪物・松永さんはいかがでしょう!」
【松江嘉寿夫の予想:荒武者ジャパン 4勝2敗】
「私は期待も込めて『4勝2敗で荒武者ジャパン』です!」
松江嘉寿夫が爽やかに笑う。
「我がジャガースで育成ドラフトから這い上がってきた銭形豹馬と、神速のショート守備を見せる猿飛英恵。この二人の若い勢いがチームを引っ張り、6戦目で決めてくれるはずです!」
【松永大輔の予想:荒武者ジャパン 4勝3敗】
「僕も『4勝3敗で荒武者ジャパン』ですね」
松永大輔が頷く。
「短期決戦は勢いと投手陣の粘り。DWAのアール・ジャージらの怪物打線をギリギリで抑え込み、第7戦で日本の緻密な野球が勝つ展開を予想します」
レジェンドたちの白熱した予想に続いて、タレント陣も熱っぽくフリップを開く。
【稲山亜実の予想:荒武者ジャパン 4勝3敗】
「私も『4勝3敗で荒武者ジャパン』です!」
稲山亜実が身を乗り出して熱弁を振るう。
「特に女性選手同士の戦いが胸熱です! 荒武者ジャパンの21歳・猿飛英恵さんの『くノ一』みたいな神速の守備と、DWAの守護神を務める26歳のダイアナ・ムーンストーンさんの魔球『ムーンライトボール』! 世代も立場も超えた女性アスリートたちの誇りを懸けた激突が、勝負を第7戦まで引きもどして日本を勝利に導くと思います!」
【牧野茉莉花の予想:荒武者ジャパン 4勝3敗】
「私も絶対に『4勝3敗で荒武者ジャパン』です!」
熱狂的ファンの牧野茉莉花も目を輝かせる。
「DWAのアポロ選手とダイアナ選手の26歳双子バッテリーもすごく強力でカッコいいですけど、最後は日本の粘り強い野球が勝つと信じています! 荒武者ジャパン、世界一掴んでください!」
解説陣・タレント陣を合わせて「荒武者ジャパンの4勝3敗(一部4勝2敗)優勝」が圧倒的優勢という熱いスタジオの結論に至り、番組は大盛り上がりのうちに締めくくられた。
3月6日の開幕まで、あとわずか。
令和の荒武者たちと世界の怪物たちが織りなす決戦の火蓋が、ついに切られようとしていた――。
(第6話へ続く)




