タイトル未定2026/05/11 02:56
ここで私は理解した人は死に直面した際、この様な不思議な体験をするのだと多分あの落下した時だろうか何が24mだ9mも鯖を読みやがって何が最新式のスキンスーツだ、いや富士山の時既に瀕死の状態に陥っていたのか、そう言えばあれから連続して起こった災害は全て、現実世界で私はベッドの上で生死を彷徨ってるのだろうか、死ぬ時くらいもう少し楽しい夢を見せてくれても良いものを。
「⋯っい、おい晶っ!」
私はヘルメットを兄に叩かれ我に返った、そこにはまだ兄がいた“清井薫”HMDSに表示される兄貴のパーソナルデータ、まだ母方の姓を名乗っているのかまったく兄貴は何処まで底抜けのお人好しなんだ、それも込みで私はこの状況を認めたくなかった現実逃避に浸りたかった。
「晶、早くその子を病院へ連れて行け」
やめてくれ兄貴、その言葉は私に使命感を与え現実へ引き戻すではないか、ふとHMDSに表示された外気温が目に入った“72℃”『ポンコツが』と呟き、私は立ち上がると辺りを見渡し叫び出しそうになる感情を必死に抑えた、辺り一帯の炎は消え焼けた建物の残骸から煙が燻っているだけであった何が、何があったのだ誰が炎を消したというのだ説明してくれ私にわかる様に説明してくれないか誰でも良いから頼む頭がおかしくなりそうだった。
「薫さんどうするのこいつ?」
「どうするって⋯」
「ねぇ兄貴っ!説明してよ、これどう言う事なの?」
私はヘルメットを取ると叫んだ。
「まだいたのか晶、早くその子を連れて行かないか、よくわからんがお前の仕事なんだろ」
「わかってる!わかってるけど説明してよ兄貴っ、火災はどうなったの!」




