タイトル未定2026/05/24 11:17
室内は円形、と言うよりも球体を半分に切った底面な感じだった部屋の中心には円柱が1本聳え立っているここは前室か何かだあろうか室内は我々だけで霧島博士の存在は見受けられなかった。
「でっ博士は?」
当然私は聞いた、すると清井はその円柱を指差したこの円柱に呼び出す為の何かが有るのだろうか私は円柱へ近付いた。
『久しぶりの再会らしいがこの様な姿では抱擁も出来ず申し訳ない』
この声は鼓膜ではない側頭葉、横側頭回に直接呼び掛けられているチャネリングの類いだと瞬時にわかった、しかしでは返答はどうすれば良いのか私にその能力はない、とりあえず普通の人間的な対応をした。
「いえ、その方かどうか知る為に私はここへ来ました」
『成程、それはすまなかった私は記憶の一部が消去されていてリポートから判断したまでで君の抱く期待に応えられるかどうか、なるべく努力はするがそれでよろしいかな』
「はい、構いません、私のパーソナルな事よりも気になる事は他に山積しておりますので」
正直、私が龍崎雪なる人物かどうかなど今考え得る課題に比べれば大した事ないのは事実であった、私は脳内で質問内容を精査していると又、声が届いた。
『これは参ったな、本当に山積しているとはな、何から答えたらよいものか』
大方予想はしていたが心を読まれていた、まぁ心とは言うが所詮脳内での出来事、それは神経回路を通る生体的電気信号による作用に依る、私と同じではあるがプロセスは不明だ、私はとりあえず優先順位に沿って質問を思い浮かべた。
『その通りだ、君らで言う俗称“宇宙人”と言うヤツで間違いない』
『まぁ君らも進化の過程で我々同様に肉体と意識の分離は可能になるであろう』
『申し訳ない、それは消去され答える事は出来ない』
『成程、それは興味深いが後天的には無理だあくまで先天的なもので後年に現れたとしても先天的にプログラムされた結果だ』
実際、この星の最先端の技術を持ってしても再現は不可能であったが理論的には既に予想されている事ばかりでどれも想定内、私事の質問へ変更しようかそう思った時、真依が勝手に歩み出て柱に触れた。




