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ゲネプロ  作者: 真鍋
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タイトル未定2026/05/24 11:16

「ところで私が龍崎なるものかどうかは別として現代の医学でも最低でも借り腹、すまん子宮は絶対に必要とされているがお前達やその龍崎がラボだけで誕生したと言うならば既に50年以上前からその技術があった事になるが?」


「貴女は医者でも何でもないそれを知ってどうなるの、産まれ今こうしている、それだけで十分じゃないかな?」


 裕二が最もらしい事を言う、返す言葉はなかった確かにその技術を知ってどうなる訳でもない“少子化対策”私の知った事ではない、しかしそれはある意味女性と出産を切り離し女性の新たなる権利の獲得に繋がるのだ、などと(うそ)ぶいてみるのも悪くはなかったがこの裕二にはそれも見透かされそうであった、全く私を手玉に取ろうなどとはなかなかの逸材ではないか。


「どうしても知りたいなら博士に会ってみると良いよ、懐かしの再開にもなるし喜ぶと思うよ博士」


「⋯実は諸々あわせて庄崎に伝えておかなきゃいけない事がある」


 裕二に続き清井は重く何とも表現し難い表情で私に語りかけてきた。


「押上での一件、実は私達が祓ったんじゃないんだ、実は⋯」


 確かに我々の仕事は一般人にすれば理解の範疇を超えている、しかし清井の語る話はその範疇すら悠々と超えていた、地球外知的生命体、高度な文明を有する民族、SNSで見掛けては鼻で笑ってしまうワードの羅列に私は呆れ返ってしまった。


「いやわかるその気持ち私もそうだった、だが受容れると全ての筋が通るんだよ」


 清井よ、この部署は別に見たままの部署ではない政治の裏の裏までに精通しているのだ、ありとあらゆる情報は私の耳に入る、しかし宇宙人のうの字も私は聞いたことは無いならばそれは無い事なのだ、それをお前が知り得るなどもっての外、ガセ以外ないのだ、だがお前のいう通りそれが存在すると考えれば全て説明がつく、だが⋯


「まぁ姉ちゃんが疑うのもしゃーねよ、折角捕まえた奴も薫は解放してもうたし証拠といやー霧島の爺に会うしかねぇわな」


 獣が気安く私の肩に手を置き言ってきた無礼千万、私はその手を掴むと力を流してやった。


「おっ、おーおー良いねぇー肩の凝りが解れるやないの、こっも頼めるか?」


 私は目を見開いた、通らない、いや通っているがコイツには効かないこんな人間初めてだった大型獣ですら容易に眠らせる事ができるというのに。


「それじゃ又、箱根に向かおうか皆んなは乗れないけど留守番は誰にしようか?」


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