タイトル未定2026/05/24 01:23
まだ聞くべき事は散々あったが博士との会話を嘉代達に譲った先ずは目先の問題を解決すべきであろう裕二が刀を鞘から半身出すと部屋には沈黙の時間が流れた、多分意識間での会話が今なされているのだろう私はその様子を傍観した、しばらくするとカチッと刀を鞘に仕舞う音が聞こえた、すると床から円柱がもう一本出てくると1m程で止まった。
「尋問になるか拷問になるか、さて始めようか」
嘉代がそう言うとその円柱に腰を下ろした。
「アンタは何処の者だい?」
「┈┈┈┈ーーーー………………ーーーーーーーー」
嘉代がおもむろにヒールの踵で円柱を蹴った。
「わかる様にお話しよ」
「ーーーーー我々はカシオペア座α星の超新星爆発により母星を失った民である」
「それで地球を頂こうという魂胆かい」
「それの何が悪いのだ」
「あぁ別に悪くはないよ、ねぇ博士」
「そうだな、惑星の破壊は禁止されているが侵略は特に禁止はされていない、好きにするが良いただ容易にはいかんがな」
ガンさんがいきなり円柱を蹴り飛ばし上にいた嘉代は飛び退いた円柱は明らかに5°程傾いた。
「やめてくれ、捕虜の扱いは決められている筈だ」
円柱内にいる存在がガンさんに懇願した。
「知らんなぁ、儂ら地球人やさかいそないなルールこれっぽっちも知らんがな」
そう言うともう1発蹴りを入れる、今度は一気に15°は傾いた。
「まっ死人に口無しや、どのみちお前はここから出る事は叶わん」
「お前らこの様な事が許されるとでも思っているのか」
嘉代が柱をポンポン叩きながら言う。
「ところでアンタら、既にどのくらい地球に入って来てんだい」
「⋯そっそれは言えん同朋を売る事はできん」
嘉代は柱から1m程離れるとガンさんに合図を出すガンさんが身構えると中のやつが吐露した。
「30だ、後は古来より地球に存在する我らと近しい者達を使役している、状況が整い次第5ユニット、150程来る予定だ、これで良いだろう開放してくれ」
私は事の成り行きを黙って聞いていたが“古来より存在する近しい者”にピンときた多分怪異の事だコイツらは火焔の精霊を使役して川崎と押上に災害をもたらしていたのだ私は非力ながら柱を蹴り飛ばした、柱はビクともせず足の方が痛くなった、あの精霊を常世へ戻してあげたかったものをコイツらは無碍に葬りこの期に及んで己の保身には必死、情状酌量の余地もなかったが少ない可能性に賭けてみた。
「お前、あの精霊を元に戻せるならこの人達に頼んで開放してやるが」
「それは本当か、無論可能だ」




