タイトル未定2026/05/21 12:12
扉の中は円形の部屋で中心部にただ柱が一本聳えていた高さにして1.7m程度の円柱、部屋にはそれ以外何も無かった、私から自然に声が漏れた。
「ここは?」
『初めまして清井薫くん』
初めて聞く声に辺りを見回すと嘉代が円柱を指差していた、首を振った私は声の主を知りたかったのだそれとこの場所の意味を。
『おい嘉代、清井君に何も説明してないのか』
また主のわからぬ声が聞こえてきた、嘉代を見るとイタズラに笑っている皆で私を馬鹿にしているのか、しかしガンさんは終始苦虫を噛み潰した様な表情でこの件には関係はないのだろうか見兼ねた裕二説明をしてくれた。
「薫さん、実はですね…」
私は裕二の説明を聞いて頷いていた、多分普通の人なら馬鹿にするなと怒るシチュエーションであったが私は相当量のワクチンを既に接種している今更驚く事もなく当然の様に円柱へ近付くと話しかけた。
『あっ清井君、わざわざ話し掛けなくても大丈夫だ声に出さなくても私にはちゃんと届いてる』
頬が熱くなる、理解した振りで私は十分理解に至っていなかった知ったかぶりである、私は上手く誤魔化せたか心の中で博士に話しかけてみた。
『初めまして、博士とお呼びして構いませんか?』
『あぁ構わないよ、霧島と名はあるらしいが別にこだわりは無い』
博士と二、三会話を交わしただけであったが何と言えば良いのか脳が初めての不思議な感覚に襲われていた脳が収縮しているのか何かが抜けているそんな感覚だった、多分相手の意識を受信するのに脳が慣れていないのであろう、だがそれよりももっと驚くべきだ人類初の試みを今経験しているのだ震えて然るべき状況であった、それから後は普通に音声での会話を希望した。
「確かに君達人類にはまだ意識間での通話は脳に負担があるのだろう、しかしその能力を君らの脳は既に備わっている事が理解して貰えたなら幸いだ」
「博士、突飛押しもない質問ですが、そもそも我ら人類は誰かの創造物なのですか?我々の脳が機能を備えていると仰いましたが」
「うーん、君ら人類の進化は奇跡と言っても良い確かに0から生命の誕生は確率的に出来ない事はないがこの様な短期間での進化は確率的にも0に近い、我々は君達人類には関してはいないがもしかするとドーピングが行われた可能性は捨て切れないな」
「そうですか博士でも知りませんか」
「そう嘆かなくとも良いだろう、人類の歴史はまだ30万年だ恐竜は1億6000万年だぞ、人類の1億5970万年後を想像してみろ我々をも超える存在になっているかもしれん」




