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ゲネプロ  作者: 真鍋
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タイトル未定2026/05/20 00:07

 裕二は私のどんな質問にも的確に全て答えてくれた、それは同時に浪漫と言うか私の中にある幻想を粉微塵に打ち砕いてくれた、しかし合理的に考えれば遥か高度な文明を有する者達の当然の行動であった、そもそも地球人の思考自体が上位変換されていないからUFOやグレイ等と言い出す始末なんだろうそれを裕二に聞いて気付かされるとは、しかもガンさんや裕二はそれをレシプロ機が空を席巻していた時代に知り得ていたと言う事実、もしその博士が日本軍兵器開発を担っていたなら、多分この“if”自体が上位変換されていない証拠であると妄想を止めた。


「では霧島博士と言うのは⋯」


 ガンさんが黙って親指を立てた、確かにそれは受け入れ難い事実ではあったが受け入れた途端に過去の経緯が起き抜けの水の様に身体の末端迄浸透してゆく、未だ恒星間航行すらできない人類の末端が烏滸(おこ)がましいとは思うが生命の想像など簡単な部類なのだろう、しかもかなりのオプションを搭載させた生命体、人類自体もしかすると誰かの創造物なのかその考えに至るのも当然だったもしこれが周知の事実となる日が訪れた暁には教科書からダーウィンの名が消去されるであろう、実際“進化論”など彼らにとって与太話にしかならないのだ。


 私達はとりあえず人が集中しているだろう押上方面を避け荒川を越え葛飾区でタクシーを拾うと渋谷を目指した、裕二の言う嘉代という人がいる渋谷で鞘に眠る者の処遇を相談すると言う事であった、私は同時にある事を考えていた生命を創造できるレベルの文明であれば既存の生命など容易に左右できるのではないかと。

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