絶望の光
うそっ、うそっ、嘘嘘嘘嘘嘘!!!!!!
なんで?
なんでよぉ
もぉ…なんでなの…
布団の中で泣き叫んだ
両親の喧嘩の時も
父親がいなくなったときも
声を殺して泣いていたのに
止まらなかった
それでも朝は訪れる
学校に行かない選択はない。
母親がなぜかそこだけはうるさかった
学校を休むとめんどくさいことになるのを知ってる
だから何があっても登校するしかない
いつもと変わらない教室
いつもと変わらないうるささ
いつもと変わらず友香は友達と楽しそうに騒いでる
うるさい…
うるさい、うるさい、うるさい!
ひどい頭痛がする
「おーい、朝のHR始めるぞー早く席につけよー!」
そう言いながら担任が入ってきた
ガヤガヤまだ少し騒がしい中
誰かの気配がして顔を上げると目の前に担任がいた
「なんだ里原、顔色悪いぞ?体調悪いのか?保健室いったほうがいいんじゃないか?いや、まだ朝だから帰るか??」
「帰れません。保健室で少し休ませてください」
「1人で行けるか?」
はい。
そう返事をして教室を出た。
保健室で軽く説明してそのままベッドに倒れ込む
ひどい頭痛
心臓も痛い
苦しい
ベッドの上で丸くなりながら目をぎゅっとつぶる
「里原さん?湯たんぽ作ったから使ってね。」
保健室の先生が湯たんぽを布団の中に入れてくれた。
それを抱き抱えると
じんわりお腹のあたりから温まってくる
しばらくそうしていると
だんだん体の力が抜けていつのまにか眠っていた
ありがとうございました。
その日は結局午前中を保健室で過ごして
午後の授業だけ出て帰った。
毎日学校に行って、帰る。
そんな日々を送っていたけれど
秋も深まった頃、進路担当の先生に呼ばれた。
「内定決まったぞ!よかったな!!」
「ありがとうございます」
「もっと喜んだらどうだ?面接練習も何度も頑張ってたし、努力が実ったんだぞ!!」
「…ありがとうございます」
正直どうでもよかった。
面接練習も先生に呼ばれるからやっただけ。
でも少し…ホッとした。




