表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まだ君に夏を返せていない  作者: 夏凜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/11

海鳴りの声

夏がもうすぐ終わる。

今年の夏は本当だったら健と旅行に行って楽しい思い出ができてたはずだ



防波堤に座りながら海を眺めていると

ぽたっ…ぽたっ…

涙がこぼれ落ちてきた


なんでよ…

旅行に行こうっていったじゃん

嘘つき。


「お嬢ちゃん?もう暗いから早く帰った方がいいよ。この辺は街灯が少ないから女の子の1人歩きは危ないよ?」


いつの間にか辺は暗くなっていた。

ぶるっ

半袖の両腕をさすると冷たくなっている


夜はもう涼しくて秋の訪れを感じた


とぼとぼと歩いていると

聞いたことのある楽しそうな声がキャッキャと聞こえてそちらの方に向かった


?!


友香と健がなんで一緒にいるの…?


心臓が張り裂けそう


「たけ…る?な…んで…」


そう声に出したと同時にカバンを落としてしまった

友香と健の視線がこちらに向いた


「あっ!めいー!!何してるのー?今帰り?おそくなーい??」


「なん…で…?」


健は黙ったまま


「っっ、なんでっ??」


今にも泣きそうな声で聞く私に健は答えない


「あれっ?めいに言ってなかった??私とたけるくんは、付き合うことにしましたー!!あれから毎日健くんのところに行ってたんだー。めいはその間何してたの??ぼーっとしてただけでしょ??」


「ねぇ、ねぇ健ほんとう?」


無言の健を見て逃げるように走り出した。


なーんてね。

ボソッと言った友香の声は風の音にかき消された

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ