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血の雨が降るとはこの事だった、辺りの景色は赤に染められさながら中国のレッドビーチの様だった、その中、佐久間の歓喜の雄叫びが聞こえてきそうであったが109式の姿はなく四散して辺りに散乱していた、プレデターから放たれたアンコントローラブルなミサイルは近距離で爆発すると109式に致命的なダメージを与えていたのだ、そして巨人は脳天から脳漿を撒き散らすと前のめりに倒れていった。
「Tokutou α1, good kill!」
上空を旋回するAWACSから労いの言葉を掛けられるも佐久間の返答はなかった109式の無線装置は数分前から送受信共に不調をきたしコクピット内には佐久間の姿はなかった、佐久間は爆発の衝撃で109式から投げ出され倒れた巨人の足元に横たわっていた高校では5人がこの情景に歓喜の声をあげ晶は佐久間に連絡を入れていたが一向に返答はなく居ても立っても居られず5人は目を皿にして佐久間を探した。
「………さっ…佐久間だ…誰か聞こえるか……」
突然、佐久間の声が聞こえてきた5人は足を止め同時に話し出すと無線は混線した。
「お前ら通話方法もわからんのか、ゴホッゴホッ」
佐久間の憎まれ口に晶が叫んだ。
「佐久間っ大丈夫なの?」
「あぁボロボロだが何とか生きてる」
「無茶しやがって」
昔からの自衛隊仲間の迅が続けた。
「お前この戦果で殉職なら何階級上がったか知れんぞ、茜さんも勇也君も楽できたろうに、はっははは」
「うるせぇよ迅、早く救助に来てくれよ」
「あぁ今向かってるもう少し待ってろ、おくれ」
5人は大喜びで佐久間の元へ急いだ由依は涙ぐんですらいた巨人へ近付くと佐久間の救助ビーコンをキャッチした近付くにつれ巨人のあまりの大きさに面々は恐怖しそれとひとり対峙していた佐久間を尊敬すらしていた、ビーコンは巨人の足元方向から反応を示している更に近付くと壁の様に聳える物が足であるとは到底思えなかった。
「いたよ、佐久間だ」
巨人の足元に座る佐久間のスキンスーツを見つけ五十嵐が叫んだ、5人は佐久間の元へ駆け寄ると皆が言葉を失った、佐久間は巨人の脹脛辺りに背中を当て座っていたがヘルメットは遠く離れた位置に転がっていた、そしてそのスキンスーツには頭部がなかった。




