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 佐久間は走った巨人は煩い蠅を叩き落とし満足したのか又、高校へ向かい(あゆみ)を進め出した、その巨大な足が地を捉える度に大地が揺れ崩れかけの建屋の崩壊する音が彼方此方から聞こえていた、佐久間のHMDSのスクリーンには降下する装備109を捉えた、パラシュートが開き降下速度がグンっと落ち予想落下位置が表示される、しかしパラシュートが開いた瞬間南東の風を受け北西方向に戻されると巨人の方へ戻ってゆくのだ装備装着から起動迄の時間を考慮するならば最低でも巨人から500mは欲しかったが予想落下コースは無常にも巨人の足元か最悪追い越した位置が表示された、佐久間は迅へ連絡を入れた。


「迅か、お前の装備だけは機に積んでいたな?」


「あぁ積んではあるが流石に意味ないぞ」


「いや、109のパラシュートジョイント金具を破壊してくれ」


「わかった1分くれ」


 佐久間はコンテナの1分後の降下位置へ急いだ、すると巨人が町を蹂躙する破壊音に混じり轟音が響いたバレットM102から放たれた弾丸は一撃でジョイント金具を吹き飛ばし装備109を搭載するコンテナは自由落下を始め道路上に落下した、佐久間はコンテナを開梱すると中にある109式陸戦強襲歩兵装備の背面ハッチを開き身体を潜り込ました、同時にパワーが入り佐久間はケーブルをHMDSと繋ぎ同期作業に入るHMDSのスクリーンには同期作業進捗パラメーターが表示され各項目が終了する度に消えてゆく、佐久間は目を閉じその時を待った30秒後佐久間の瞼の裏がグリーンに照らされると目を見開き109式を起動させた、佐久間は先ずレールガンのチャージを行う為コンテナ内にあるバッテリーとレールガンを接続したパラメータが充電量を示す70、75、80%、佐久間は巨人を視界に捉えるオート制御の射出シーケンスが終了後はトリガーを引くだけであった、充電完了、佐久間は巨人の頸にレティクルをあわす、両足からは耐衝撃用アンカーが打出され道路に109式は固定されいつでも射出可能状態になると佐久間は息を止めトリガーを引いた、レールガン特有のバネが伸びる様な音を伴いタングステン製の弾丸はマッハ5で射出された、巨人までの距離は734m表示それは射出した瞬間に巨人に到達する筈であった、しかそれは躱わされた佐久間の殺意を巨人が察知しトリガーを引いた瞬間上半身を捻ったのだ、だがマッハ5の衝撃は凄まじく巨人の肩の肉を剥ぎ取った弾丸は高校の裏山に着弾すると衝撃音と土煙をあげた。


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