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 その時だったローター機と巨人が平面的に重なった時巨人がおもむろに手を振った、途端ローター機の右翼が右ローター共々千切れ飛んだ、機は姿勢制御出来ずにきり揉み状態で下降し始めた。


「特東α01聞こえるかっ、機は制御不能109投下する受け取ってくれ」


 機内からはけたたましく鳴り響くアラート音が聞こえる、パイロットは機内に充満する死の香りに怯える事なく使命を全うしようと懸命に佐久間に呼び掛けてきた。


「了解、必ず受け取る、救助は必要か?おくれ」


「⋯いや、必要ない使命を全うされたし、アウト」


 佐久間は怒りに拳を震わしていた、落ち葉の如くクルクル回りながら落下するローター機、そのハッチから放たれた装備109が納まるカーゴは回る機の遠心力で巨人から遠く離れるように放たれた、町の中心部から南東方向に落下するであろう晶は佐久間に聞いた。


「佐久間どうする、バス使う?」


「いや、ご老人もいる晶はここで待機、俺が109装着後あいつを引きつけるその間に高校に向かえ」


「あんたはどうするの?」


「今更聞くな、自衛官の職務を全うする」


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