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戦いの女神とまで言われた天才指揮官ですが降格したので問題児を集めて新しい部署で自由にやらせていただきます!  作者: ねこ


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第22話 決着

 そこからはあっという間でした。敵を包囲し、降伏させるまでに時間は掛かりませんでした。


「敵は包囲しました!続々と降伏しています。」

「わかりました。降伏した者の命までは取らないであげてください。」

「はっ!」


 部下にも私の考えは伝達している。だからこの部隊は無闇な殺生はしない事にしてる。


「こちらの被害状況は?」

「負傷者4名死者0です。」

「ありがとう。そのまま作戦を継続して下さい。」


 私は報告を聞き指示を出し部下がいなくなると同時に私は机に突っ伏しました。フェスは既に横になり槍を抱き枕代わりにしていました、


「お疲れ、2人とも!」

「セレナ……ありがとうございます。あと少しで決着ですね。」


 私はセレナが持ってきてくれたコーヒーを一口飲みました。正直好きではありませんが眠気を飛ばしたいのならこれ一択です。


「セレナ……私はあと何人の命を奪う事になるのでしょうか?」

「何よ急に……?」

「いえ、仲間に死地へと向かわせてるのです。亡くなればそれは私の責任なのです。この指揮官という仕事が終わった時……私は一体何人の屍の上に立つ事になるのかと恐怖するのです。」

「はぁ……アンタほんとに13歳?いや、子供だから考えるのか……今は気にしなくていいわよ。その責任を背負うには今のアンタには重すぎる……」


 セレナは私の頭を優しく撫でてくれました。いつもは拳骨を落とすその手は今はとても優しい手で心地よくもありました。


「子供扱いしないで下さい……」

「そのゆるゆるの声で言われてもねぇ……てか、みんな国を護るために戦ってるの!それこそ死ぬ覚悟でね。それを全ての責任をメアリーが背負うのは間違ってるわ。それに……あなたの師団は全員あなたがみんなの事を大切に思ってるのも知ってる。だから今は戦況とみんなの無事だけ考えなさい。」

「……はい」


 私は皆の命を預かる指揮官……だからこそこの師団を家族みたいに思えるくらいの絆を作ってきました。この事は誰にも言っていませんが……どうやら私の思いは伝わっていた様です。


「そろそろ援軍がくるやもしれません。フェスはこのまま直前まで休息を取らせます。私たちは情報をかき集めて停戦状態へと持ち込みましょう。」

「わかりました。この地点でも充分に土地を奪い返したと言えますから上も納得するでしょう。総仕上げと行きましょうか!」


 私たちは外へと出ました。戦闘は行われてますがもう終わりの様です。そして敵軍が退却したとの伝令が……これで作戦完了となりました。


 1月後のことです。敵国の捕虜は全員解放され帰国しました。そして私はというと……


「フェスーー手伝ってーー」

「私はこれから修行だから手が空いてないのだー、空いてたら手伝えたのに残念だー」


「なら……槍を取り上げればいいんですね……」

「ゲッ……セレナ……」


 その直後フェスの脳天にはセレナの肘鉄が落ちていました。


「メアリー、これ追加の仕事ね。それと私この仕事辞めるから。」

「えっ……」


 それは青天の霹靂でした。


「今なんと?」

「この仕事辞めると言ったのよ」

「えー、セレナ辞めちゃうの?」


 私もフェスも不満を漏らします。今までなんだかんだで助けて貰っていた優秀な人財がいなくなろうとしてるのです。ですがそれ以上に私の精神的支柱で時には友達の様に、時には姉の様に接してくれた方が居なくなるのは嫌でした。


「何故辞めるのですか?」

「アンタのやりたい事を違う視点で支える為よ。」

「えっ……」


「今の法律のままではメアリーが本当にしたい事は出来ない、近くに居てよくわかったメアリーを縛ってるのは上層部でも部下でもない、法律自体だって……だから私は司法へと入ってメアリーのしたい事をバックアップするそれはフェスでもメアリーでも出来ない事……そして私の代わりは……この子に託す事にしたわ。入ってきて……」


 そこへ現れたのは1人の女性でした。


「初めまして、コーネリア・サーシャと申します。」

「えっ……サーシャって、あのサーシャ家のですか?」


「えっ?メアリー知ってるの?」

「知らないのはフェスくらいよ。貴族の中でも上流階級よ。」


「それよりそんな方が何故特攻部隊なんかに……?」

「私たちの部隊も以前までは作戦を実行する部隊でした。しかし、戦局が悪くなるにつれて命懸けの特攻をさせられる様に……」


 言葉に詰まるコーネリア、おそらく多くの仲間を無くしたのでしょう。なので私から口を開きます。


「……やはり追い込まれて思考が停止してしまったのが全ての原因でしたか……それでどうしてこの子を推薦したのですか?」

「思想があなたの思想に近いからよ。」


「……わかりました。ですが、セレナ……あなたは私の部下のままですよ。」

「……はぁ……まぁあなたをほったらかしにしてたらコーネリアが過労死するものね……だからしばらくは様子を観にくるから仕事はしなさいよね……2人とも!」


 なぜか私までサボり魔扱いです。解せません!そこから私が総指揮官になるまでの話はまた別の機会にしましょう。

ここまで読んで頂きありがとうございました


第二次世界大戦日本は負けました。そしてアジアの国から嫌われてると言う印象は強いと思います。しかしパラオや台湾などの国は統治していたのにいまだに親日国ですそれはあの当時の日本人が後世に生きる私たちが後ろ指を指されない様にと人道を歩んでくれたからです。中には非人道的な行いもありました。しかし多くの日本軍は人道を歩んだその結果が今の日本を作ったのでしょうね

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