↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BRAVE STORY  作者: ライト
覚悟
3/10

第二話 自暴自棄の末

ヒカル「おい…なんだよこの冷たさ」俺は異常を感じ、コトネの体を見た。体には全身紫の痣が入っており、

何故かコトネの目は紫に輝いていた。ヒカル「アルバートさん医者を呼んでくれ!コトネがマズイ!!!」

それを聞くとアルバートが急いで駆けつけたが、痣を見るなり諭すように言った。


アルバート「ヒカルさん、コトネさんはもうお亡くなりになってます…」俺はアルバートの胸ぐらを掴んだ。


ヒカル「なんで、そんなこと言うんだ!まだ、助かるかもしれないだろ!」ここまで怒ったことは久しぶりだ。


アルバート「コトネさんは本当は…もう既に死んでいたのです…」は?俺の理解が追いつかない状態で話を続ける。


アルバート「彼女は病に常に苦しめられており、“眼”の力で苦しみが倍増する対価の代わりに死ではなく、生きることを選んだのです…あなたと少しでも生きることを…」俺は冷や汗が止まらなかった。

ヒカル「じゃあ…コトネは俺のせいで生きながら…苦しんでいたのか…」


アルバート「それだけではありませぬ…死を選んで苦から解放される道もありましたがそれよりもあの方はあなた様と生きる、幸せの方を選んだのです…」俺はコトネを抱えている手の震えが止まらなかった。


ヒカル「ぁぁぁぁあぁぁあ…なんでだよぉ…こんななんでだぁあああぁぁあぁぁあぁ」しばらく、俺は叫び続けた…

ヒカル「コトネ…どうしたんだよ…お前…顔ビショビショだぞ?」ヒカル「あ、俺の顔もビショビショだ…」


俺はそれからしばらく、部屋に閉じこもっていた。何も考えたくなくて塞ぎ込んでいた。もうなんの希望もなかった。彼女が病で体を患わせていることにすら気づかないなんて、情けなさすぎて反吐すら出なかった。もう俺も楽になろう。そう思って窓を開けた時爽やかな風が吹いてきた。その際にコトネとの記憶を思い出した。


ー3年前…ある日 コトネ「ねぇねぇ、ヒカル知ってる?」彼女が楽しそうに身を揺らしながら聞いてきた。ヒカル「なんだ?」コトネ「最近ね。手紙が流行ってるんだ。」ヒカル「えぇ?そんな話聞いたことないとけどなぁ…」

コトネ「まぁ、いいからそれでね。私もヒカルに対して手紙を書いてあげるよ」ヒカル「これまた、突然だなぁ。一体どうしたんだよ」コトネ「書きたいことがあってね。でも、それは見ちゃダメだよ?」ヒカル「俺に対してなのにか?」コトネ「うん。いつか見せてあげるよ、私がなくなったりしちゃったら見てもいいよ?」ヒカル「意味わかんねぇけど、わかったよ。」コトネ「ふふっ、覚えててね…場所はー」


ヒカル「確か引き出しの中か」少し気が引けるがコトネの部屋の引き出しを俺は開けた。手紙はかなり引き出しの奥に詰まっていた。

ヒカル「なんで、こんなに分かりづらい場所にあるんだ?」俺は恐る恐る、手紙を開けた。

手紙の内容はこうだった。

ーヒカル、元気にしてる?まぁ、といってもこの手紙を見ている頃には私はもうこの世にはいないのかもね。病気のこと隠しててごめんね?でも、ヒカルがいて私は幸せだった。裕福だった私に財産目的で近づく輩は多かったけど、そんなこと関係なく一緒にいてくれたよね。私の分まで幸せに過ごしてほしい。悲しみに囚われずに自由に幸せな家庭を築いてね。あとね、この世には眼の力があって、私は混沌の力があったんだ。その力で無理やり寿命を延ばしてたんだ。ヒカルにも眼の力があるんだよね。眼の力は自分で確認してみて、いい色してるよ。最後に 愛してるよ コトネ


俺は涙が止まらなかった理由はわからないけど止まらなかった。

しばらくして、アルバートさんが部屋まで来た。

アルバート「手紙を読まれましたか…コトネ様は本当に幸せだと思います。」俺は涙ながらに頷いた。


アルバート「ですが、あなたはそれで終わりたくない。違いますか?」俺は再び頷いた。


アルバート「実は…一つだけコトネ様を取り戻す方法があるかもしれません。」












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。